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夢先生の玉手箱-annex

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羽田から高速バスで昨日の夕方南房総の家に着きました。

昨日の続き

できるだけ多くの子に英語に触れてもらおうと
児童館での英語教室は5年生から始まる2年間コース。
中学入学後は、担当講師によって選抜された4、5名だけが
学習を続けることができる。

一期生は5名が残り、交流会やボランティア活動の
まとめ役として活躍している。
児童館のスタッフ、現地スタッフと同様
私も初めて指導した生徒達なので彼らには愛着を感じる。
今回も、約束の時間より30分前に着いたにもかかわらず
彼らは例のユニフォームを着て私たちを笑顔で迎えてくれたのだが
開口一番、一人の生徒に
「夢先生、7月にバリに来ると児童館の先生に聞いて
 先生に会えると楽しみにしていたのに
 いらっしゃらなくて残念でした。」
と、言われてしまった。
7月はプライベートの旅行で、
夫と夫の友人と行動をともにしていた為に
児童館の村に来る時間がなかったのだ。

彼らに謝り、今回の児童館に来た目的
…児童館で社会福祉活動を行いたいと考えていると話した。

「村の大人たちと話して、あなたたちにやりなさい
 と言うのではなく、あなたたちがこのような活動に
 興味があるなら、村の人たちに話しをしたい。」
と伝えると、明らかに戸惑いを見せた。

彼らが戸惑うのも無理もない。
この国には社会福祉まで手が回っておらず、
学校で教わることもなく概念すら持ちにくい。

障害者支援施設など公的な施設はなく
海外のNGOや慈善団体が運営している施設が数カ所あるだけで
基本的には生活に困っている人の面倒は親類縁者か
隣組組織(日本の町内会のようなもの)で助け合って見る。
飢えて死ぬことのないように…と言ったら
語弊があるかもしれないが、そのような程度である。

社会福祉の概念を話し、自分たちに何ができるか考えていくなど
生徒達の質問に答えながら話しをしているうちに
生徒達の瞳が輝き始め、

「夢先生、みんなで協力してやってみたいです。
 いつもいろいろなことにチャレンジするチャンスをくれて、
 ありがとうございます。」

「みんなの方こそ先生にチャンスをくれて、ありがとう。
 みんなが、生徒がいるから先生はがんばれる。」
と言うと、児童館のスタッフも現地スタッフも大きく頷いた。

予定の時間を30分以上オーバーしてしまったので
大急ぎで孤児院へ。
と言っても夕方の渋滞に巻き込まれ
島の中心地にある孤児院に着いたのは6時を過ぎていた。

孤児院へは、mixiで行っている会員制ブログの参加者の一人が
先月夏休みでこの島に来た際に息子さんを連れて孤児院を訪問したので
そのお礼と新年度から新しい子どもが孤児院に入っているので
その子供達に会うのが目的だったのだが
日本語がよくできる生徒が突然手を挙げて、

「夢先生、先生から日本語の先生に言って欲しいことがあります。
 日本語の先生の授業は「正しく書く」という内容が多いので
 もっと話せるようになる為に「言葉」を教えて欲しいです。」

と日本語のレッスンについて要望を伝えてきた。
なんと嬉しいことだろう。
日本語の授業を始めて8年目、ついにここまで到達した。

ここの生徒たちは、ここで外国語として日本語を学んでいるので
自分の言葉で日本語を話したいと思うレベルまで来たら
外国語として英語を学んでいる実教室の生徒達とぶつかる壁は同じ
「語彙数」である。

語彙の増やし方、と言ってもこちらでは辞書しかないので
辞書で知らない単語を自分で覚え、その単語の使い方、言い回しを
日本語の先生に尋ねる、という方法を教え、
日本人の友達を作って覚えたような
くだけた日本語を話せる、というレベルではなく
高校卒業後、就職の際に使える「丁寧で正しい」日本語を意識して
指導するように日本語の先生には指示していることを伝えた。

日本語教室の承諾を得る時に孤児院の理事長から
日本領事館や日本人会経由でこの孤児院を訪問する日本人も多いので
「失礼のない丁寧で、正しい日本語を話せるようにして欲しい」と
釘を刺されていたこともあり、実教室の生徒にも訪問する時は
教科書に載っていない日本語は教えないようにと
厳しく言っている。

教科書に載っていない言葉ほど、早く覚えられるのも
外国語として習得する場合は何語であっても同じだからだ(笑)

今回の訪問で児童館の生徒たちと孤児院の生徒達
それぞれの成長ぶりを彼らの態度や言葉から感じ
次のステージに進むことができたことは、
なにより私にそして実教室の生徒達に
「がんばる力」を与えてくれた。

わずか26時間の滞在ではあったが
足を運んで良かった。

次回は11月19日から二泊で現地に向かう。
一泊の弾丸トラベラーさながらの出張はもうこりごり(笑)






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最終更新日  2009年09月27日 23時16分56秒
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