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夢先生の玉手箱-annex

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「先生、ウチの子、学校や実教室の宿題の本は読むのですが、
 自分からすすんで本を読もうとはしません。
 どうすれば、自分から本を読むようになるでしょうか?」
という質問を親御さんから受けたと講師から報告があった。

読み聞かせは、子もを本好きにするために有効な手段だとされているが
「あれほど読み聞かせをしたのに、ウチの子は少しも本を読もうとしない」
というお母さんの声をよく耳にするように
読み聞かせをしたからと言って、本好きな子になるとは限らないと
私は思っている。
そもそも「本好き」というのは具体的にどのようなことを
イメージしているのだろうか?

読書量が世界1と言われているフィンランド
国民の77%が毎日平均1時間ほど読書している
と言われている根拠になっている統計には
reading
つまり書籍、新聞、雑誌、パンフ、宣伝を読む
つまり活字を読んでいる時間で
純粋に本(書籍)を読んでいる時間は、男性、9分、女性14分と
となっているという。

そしてフィンランドの小学生に
フィンランドの出版社が行ったアンケートで
「読書が嫌い」と答えた小学生はおよそ9割で
理由は、「めんどくさい」、
「ほかにももっと面白いことがあるから」
おそらく日本の小学生も同様だろう。

フィンランドメソッドによる指導をしていると
子どもがreadingに親しむ、いや、親しんでしまうような
仕掛けというか罠があちこちにちりばめられていることがわかる(笑)
案の定、私の生徒たちも嵌りだした。

readingの中に読書がある
子どもを本好きにしようと考えるのではなく
子どもたち自らが進んで楽しめる
reading(読むこと)への動機づけこそ
子どもが本好きになるコツだと
フィンランドメソッドは、生徒達を通して
私に教えてくれた。

以下次回に続く

夢先生の玉手箱+plus更新しました。
こちらの記事でも読むことについて書いています。















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最終更新日  2010年10月14日 15時43分46秒
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