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夢先生の玉手箱-annex

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先週の木曜日からインドネシアで運営している
児童館の様子を見に出張していました。

私が村へ向かった22日は、ちょうど満月のお祭りの日
あちこちの村で儀式の列と出会いました。

Image017_convert_20101026120644.jpg

フィンランドメソッドをベースにしたプログラムを始めるにあたって
カリキュラム作りはもちろん
題材選びに最も苦労したのが
語彙量、文字を読む力、スピードの個人差が大きい
1年生クラスだった。

カルタなどフィンランドメソッドのアクティビティや
物語を題材にして皆で協力して紙芝居を作るなどした
三ヶ月間のウォームアップ期間を経て
迎えた夏休み
夏休み後から本格的な取り組みに入る為に
出した課題の1つが
本年度の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書
低学年の部の一冊


いじわるなないしょオバケ

の感想文を書くことだった。

日本の学校では、感想文は書いて提出すれば終わりというのが
ほとんどだというが、
フィンランドメソッドはそうではない。

このクラスも1人づつ自分の書いた感想文を発表するだけではなく
自分が親や家族に嘘をついた体験をもとに
自分を主人公にした物語を創作し、発表させた。

すると発表の時に1人の生徒が
「ぼくは、お母さんにないしょ(嘘)をつくったことはないから
 (物語を)書けなかった。
 その代わりに、このお話しで不思議に思うことを書いてきました。」
と、本の中にある主人公がキックボードで小学校へ行くイラストを指して
「学校へは歩いていくのにキックボードで行くのは、おかしいと思う。」
と言うと、他の生徒達も口々に「そうだよ。どうしてだろうね、おかしいね」と
言い出した。

次のテーマが生徒から振り出された。
それもかなり美味しいテーマである(笑)

私が、「そうだね。日本では、だいたい歩いて小学校へ行くよね。
 でも、遠くの学校へ通っている人は」と言うと、
「バスか電車で行く!」と生徒が続ける、
すると別の生徒が「そっか。サラは日本じゃない」
「じゃ、どこ?」と生徒達が私を見る。
「う~~ん。どこかに書いてないかな」
と私は本を広げ、作者の紹介文を読み上げた。
「ぶりゅっせる???アメリカ?」
「ベルギーよ」と教える。
「ベルギーってどこ?」
「じゃぁ、ベルギーについて調べてきて
 来週、発表することにしたらどう?」
「ベルギーでは、キックボードで学校に行ってもいいかどうか
 わかるかなぁ?」
「それは調べてみてのお楽しみだね」

翌週、それぞれお母さんに手伝ってもらって
インターネットで調べたことを
自分でノートにまとめたものを発表し、話し合い
答えを出した。

レッスンの終了時間になり、ホワイトボードを消し始めた私に1人の生徒が
「先生、次は何を読むの?」と尋ねてきた。
ひらがなを書くこともおぼつかなった生徒たちが
この半年で新しい話や情報など
文字を通しての出会いを楽しみにしているのである。

さすが、フィンランドメソッド!
知れば知るほどその魅力は尽きない。





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最終更新日  2010年10月28日 23時49分00秒
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