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夢先生の玉手箱-annex

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ここ数年、これ以上忙しくなりたくないのと
とんでもないゴールが待っているような気がして
のらりくらりと逃れ続けていたお誘いがあるのだが
とうとう外堀を埋められて…逃げ切れない状況に…雫

ま、どうせやらなければならないなら建設的にと
手がけなくてはならない範囲の知識を深めるために


フィンランドの先生学力世界一のひみつ

を読んでみた。
この本は、フィンランドの教育養成の考え方とシステムと
学力世界一を支えるフィンランドの取り組みを紹介しているのだが
ちょうど今、低学年の『学び』について試行錯誤していることもあり
初級学年(6才から8才)の指導については、大変参考になった。

少々専門的でわかりにくい表現ではあるが
発達段階に応じた学習環境を構築し、
子どもたちの読み書きの成長の基礎をつくるためには、
学びのプロセスを理解することが基本的に大切である。
先生を目指す学生は、子どもたちの学びについて、
自ら自覚できるようにならなければならない。
そのためには、教えることについて以下のことを
熟考することが出発点となる。
*子どもの学びを、機械的で受動的なものと見るか、
 あるいは活発かつ参加・自己設定型のものであると見るか
*その学びは、子ども自身の生活体験のなかで、
 また先生と仲間たちとの社会関係のなかで、全体的な学びになっているか、
 あるいは、それは先生主導で量に焦点を当てた個別の訓練になっていないか?
*子どもの学びの導入に際しては、学校に入ってきたとき、
 彼らは白紙の状態にあると見るのか、
 それともさまざまなやり方で研究したり実験したり工夫したりして
 自分の知識を発展させる能力をもっていると見るのか

先生になる学生がこれらの認識論的、存在論的課題に答えることができるのなら、
異なる次元といろいろなジャンルの教材を用い、
読むために学ぶのではなく、
学ぶために読むことのできる
最適な学習環境をつくりだすことができる。

子どもたちが教材と教材に関連した活動を活発に行っていれば
それで十分ということではない。
その活動が子供たちの視点から見て意味深いものではなければならない。
大人にとって大切なことが
必ずしも子供たちにとって大切なものとは限らないからである。


そもそもフィンランドメソッドとは、上記のように
先生が試行錯誤の上に生み出した手法であってマニュアルではない。

フィンランドメソッド実践ドリルを出版した諸葛正弥氏も

日本ではインド式算数のように
フィンランドメソッドという名前で
あたかもマニュアルが存在するかのような取り上げられ方をしていますが
現実にはそう言ったマニュアルが存在するわけではありません。
(中略)
そもそもフィンランドが指導要綱を削減し、
学校と教師にカリキュラムや手法に関する決定権などの権限を与え
学校や教師がやる気になる環境を作った上で
教師たちがそれぞれ目の前の生徒たちを伸ばすためにはどうしたら良いか、
と試行錯誤していった結果、生み出されたものの一部が
フィンランドメソッドと呼ばれているものなのです。

ですから、その手法は統一されたマニュアルではなく
自由な発想のもとに試行錯誤された、
とてもフレキシブルな教育手法なのです。

と述べている。

フィンランドメソッドが教師の試行錯誤の末に生まれた手法であるなら
試行錯誤している教師を支え続けた大人の思考力こそが
フィンランドを学力世界一にしたのではないだろうか。

フィンランドと対極といわれるイギリスを手本にしてきた日本の教育
教育を変えるためには、制度を変えるのではなく、まず大人を教育すること、
と諸葛氏は指摘している。

実教室で始めるお母さんのためのワークショップ
お母さんにとって、楽しい学びの場になることで
子どもたちへと、良い教育の輪が広がっていけば嬉しい♪





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最終更新日  2010年11月25日 07時32分33秒
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