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夢先生の玉手箱-annex

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先週のワークショップに参加し
宿題でもあるフィンランド式読み聞かせを始めたお母さんたちが

「先生、子どもが絵本を奪い取ろうとします。
 どうしたらいいですか?」
「絵を見たいといって怒り出し
 最終的に逃げていきました。」

と、奮闘(?)の様子を報告してくれる。

今までのオーソドックスな形の絵本の読み聞かせが
突然、まったく違うスタイルになったのであれば、
子どもが、とまどったり、怒り出しすのは当然。

「子どもが、今までと違ったスタイルを
 楽しめるように考えてみましょう。」とアドバイスし、
ヒントとなる例を上げると

「そうか、そうすればいいんですね。
 なんだか、楽しくなりますね。」

と、子どもたちが、「わかった!」と言う時と同じ、
ひまわりのような明るい笑顔に

講師として、嬉しい瞬間である。

人は学校のために学ぶのではなく、人生のために学ぶ

中学校教師から29歳でフィンランドの教育大臣特別顧問になり
「平等な教育こそ、フィンランドの大切な原則である」と
教育改革を行ったオッリペッカ・ヘイノネン氏
いわば学力世界一という今のフィンランド教育の仕掛け人が
未来を開くためのキィーワードとしてあげた言葉だ。

学校を卒業してからの人生の方が長い
お母さんたちの笑顔を見ながら
ヘイノネン氏のこの言葉を思い出した。







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最終更新日  2010年12月07日 09時26分05秒
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