いちご＊いちえ

 映画「アース｣を見てきました。
美しい映像でした。
　　　　
北極から赤道、南極へと到る地球縦断の旅。
まさに私たちが住む美しい星・地球を壮大なスペクタクルで描いたドキュメンタリーでした。

北極では果てしない氷の世界と、そこに住む白熊の姿を。
少し南下したツンドラ地帯では、トナカイの大集団を上空から追いかけます。

そして赤道直下の熱帯雨林。
ここではとても個性的で美しい羽根を持つ「極楽鳥（ごくらくちょう）」が登場しました。
メスの気を引くために姿形まで変え、ダンスを踊ってアピールするオスの姿が
とてもユーモラスです。
　　　　　　

また、親子の絆はどの動物にも共通するほほえましい姿です。
子供にエサを与えたり、外的から命がけで守ったり、一人前になる訓練をしたり・・。

でも美しい映像やほほえましい映像ばかりではありません。
乾季に水を求めて大移動するゾウの群れ。
乾ききった砂漠を砂嵐にまみれながら、水場へと歩き続けます。
途中で息絶えるものも出てきます。
また全ての動物が飢えているので、食うか食われるかのサバイバルが繰り広げられます。

ライオンの群れが１頭の象を集団で襲うシーン・・スローモーションで映し出されたそのシーンに
生きる厳しさを見せ付けられた気がしました。

またツルの群れが世界最高峰・ヒマラヤを越えてインドに渡るシーンも、
美しいヒマラヤの姿と、命がけの山越えに感動しました。

そしてこの映画のもうひとつのテーマは｢地球温暖化」
地球温暖化によって、このままでは２０４０年に北極の氷が全て解けて、白熊が絶滅してしまうんだそうです。
また砂漠の面積も年々広がっているとか。
そのほか陸海空に生息する動物達に地球温暖化によるいろんな影響がでているとのこと。

この映画は最後に｢まだ間に合います。私たちにできることを探しましょう。｣で結ばれていました。
地球の運命は、私たち人類にゆだねられています。
責任重大ですね。。