昨日は寒かったですね。
全国的にこの冬一番の冷え込みだったとか・・。
身を切るような寒さとは、まさにこんな感じをいうのでしょうね。
金沢も最低気温-2.8℃、最高気温が2℃。
ご多分にもれずこの冬一番の寒さで、まるで冷凍庫の中にいるようでした。
そんな寒さの中、映画「結婚しようよ」を観に行ってきました。
三宅裕司演じる主人公・卓は、不動産会社に勤める平凡なサラリーマン。
専業主婦の妻・大学生の長女・バンド活動に情熱をそそぐ次女の一家4人で、
卓の決めた「晩ご飯は必ず全員揃って食べる」というルールを守って暮らしてきました。
ところがやがて長女には恋人ができて恋人と会うようになり、
また次女は波に乗り始めたバンド活動が忙しく、
だんだん全員揃っての食事が取れなくなっていきます。
家族との時間が何より幸福だった卓は、すっかり意気消沈してしまい...
このようなお父さんが現実に存在したら、家族~とりわけ子供たちは大変だろうな、と
思いながら観ていました。
お父さんとしてはいつまでも娘たちを家族の枠の中に閉じ込めておきたいところでしょうけど、
成長とともに外の世界に飛び出していくのはむしろ自然で喜ばしいこと。
我が子といっても親の所有物ではないし、
子供の意思を尊重して、巣立っていくことをむしろ喜んであげなくちゃいけないんですよね。
でも父親はどうも娘に対しては葛藤があるようで、似たような父親が周囲にもチラホラ・・。
またこの映画の監督さんが吉田拓郎の大ファンということで、
全編に拓郎ソング、約20曲が散りばめられています。
ほとんど知っている曲ばかりで、フォークソング全盛期だった頃がとても懐かしく、
セピア色の、当時の思い出が甦ってきました。