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カテゴリ:お話
夜の森にいきなり俺は月(ゆえ)達に呼び出された・・・・
「いきなりこんな時間に呼び出すなよ。」 今の時間は9時前後だったはずだ 俺を呼び出した月はどこか遠くを見ていた。 「すべてを忘れてしまっても、私たちのことは忘れないで・・・・、私たちは何時までも見守っているから・・・。」 「おい、ちょっと待ていきなり何言ってんだよ。忘れる?見守っている?何だよそれ。どう言う事だよ!」 「お前の為だからだ」 俺は何時の間にかきていた肯(こう)と紫苑と翡翠を睨みつけた。 「肯、翡翠、紫苑どう言うことだ?俺の為って?」 「今はいえない・・・・でもいつか話すから・・・・いつか必ずあなたを迎えに行くから・・・ごめんね水貴・・・忘れないでね・・・・『今、古(いにしえ)の刻(とき)を超えて記憶を司る神、クロノスの力今解き放て 友の為我の願い聞き届け!我等と過ごした日々を関わりの無い記憶へ』水貴、ごめんね」 「待・・・・て・・・・ゆ・・・・え・・・・」 「ごめんなこうでもしないとお前を守れない・・・・から」 「し・・・・おん・・・・(何言ってるんだよお前ら、また俺は守られているだけなのかよ)」 「いつかきっと迎えに行くから・・・・・・」 俺は記憶と意識が薄れている中、月達の泣きそうな顔が目に焼きついた・・・。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 「何か懐かしい夢を見た気が・・・・月と紫苑・・・・って誰だろう・・・・。ごめんかぁ・・・・」 俺はこの2年間の記憶が抜けていた。とても大切な思い出だったはずなのに思い出せないのだ。 今は深い森の小さな家に住んでいるのだが・・・・ ドタドタ、バタバタバタ、ガチャ、バコーーーーーン(階段を上る音&廊下を走る音&ドアを開ける音) 「水貴~~~~~、いい加減起きなよ~~~!今日練習するんだろ!!」 「彗・・・・・俺は起きてるからそんなに暴れない・・・ドアが壊れるだろ・・・」 すごい音を起てて部屋に入って来た幼い外形を残した少年・・・・いや少女は記憶を取り戻す為に一緒にすごしている 「う゛・・・。そ・それより朝ごはん!!ぼ・僕お腹空いたなぁ~・・・・。」 それ以上口で俺に勝てないと解っているのかあっさりと引き下がり彗はごまかす。 「ごまかすな・・・なぁ彗・・・おまえ月って名前に心当たりないか?」 「僕は知らない・・・それって2年前にあった人?だったら僕知らないよ」 「そっか・・・。そう言えば彗と出会ってから2年も経ってないんだよな・・・いきなり『魔法のやり方教えて!!』ってドア突き破る勢いで押しかけてきたんだった」 彗は、俺が魔法を使っている所を見てドアを突き破る勢いで飛び込んできたのだった。 「確かにその場で決めたけど・・・。でも何で記憶を失っているのに魔法だけは使えたの?それで記憶を取り戻せばよかったジャン」 彗の言う通りだった記憶を失っても何故か魔法は使えたのだった。 「魔法は万能じゃ無い。記憶を取り戻すには、時の魔法しかない・・・だけど、使える人なんてそういない・・・俺の知っている限りでは1人しか・・・月しか・・・知らないし、使えない・・・。」 「へぇ~・・・って、水貴知ってるじゃん!!その月って人、それだったら僕に聞かないでよ!!そ・れ・よ・り、ご飯食べようよ!!水貴も何時までもベットに入ってないで着替えて、下に来て、ご飯食べよ。悩むことはいつでもできるでしょう!」 ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ いつの物っすか? 何で前のほうが上手くかけてると思うの!? 悲しい…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.01.30 21:57:34
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