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カテゴリ:お話
前友人に上げたような気がする話しが出てきました…。
随分前だと思いますよ… でもヒカナは気に入ってるんですよ…ある意味。 ちなみに台詞のみですよ!! 俺が書くのは殆どが…(全部…?)台詞のみですから というより話しを書くのも大事だとは思うのですが… 今俺が一番最新したいのはTOPの案内…クルトルからちょっと離れてみたいなぁ…など思っていますよ…。 話しがずれましたが…興味のある方は反転してください。 ↓ 神殿の奥に、横たわる神子の服を着た女性と、5・6歳と思われる子供の服を着た子 「あの時…貴女を……手放さなくて…よかったわ…。皓耶(こうや)……私は神子として神野(じんの)に仕えてきた…でも…貴女には私のような神子として、縛られて欲しくない……このままだと……神野は次の神子に貴女を選ぶわ……だから…姿を偽りなさい……それが貴女に教える最後の教え……。たった今……私の娘は居なくなったわ……でも……貴女は私の大切な子供よ……ごめんね……」 皓耶と呼ばれた子は泣きながら前に横たわる女性の手を握った。 「かぁ・母様……ひくっ……わかりました……安心してください……一先ずナザキ先生の所に行き……ます……最後なって言わないでください……だ・だから……」 「そう……ごめんね……皓耶……駄目な母親で……ゴホッ……」 「だから……寝ていてください!!……安静にしていてください……っ」 「ご…めん……………ね……これから……名前を変えて生きな…さ……い………」 「母様ぁ!!母様ぁ……なんで・・です?なんで……私に……謝るのですか……悪いのは母様じゃないのに……。母様………貴女に付けて頂いた……名前を変えるなんて……できない……です……。だから…これからコウヤで生きる……漢字の皓耶ではなく、カタカナのコウヤとして生きます。……良かったですね……母様……これから父様とずっと一緒に居られますね……。ごめんなさい……此処を出て行くまでは……貴女の娘で居させてください……。ごめんなさい……そして、さようなら……絽麻(ろま)様……」 振り返らず母親の部屋から出て行った。 泣きながらも自分の部屋に戻り神子の服から別の服へと着替え外に出て行った。 カッカッカッ ガチャ…… ビクッ ドアの傍には狐と虎と人が混じった様な肩に乗るぐらいの者がいた 「こうヤ……どウした??ドコかイくのカ?」 「ああ……一先ずナザキ先生の所に行く」 「ソウなんだ!デモなンか、シャべりカたが何カチがう。ソレと、服モ」 「訳があってな……」 「ワけ?……まぁイイっか!!」 「これから俺はコウヤだ!」 「ドう違ウ?」 「……。俺は此処とは関係ない、皓耶と言う女は死んだ」 「コうヤ死んデナいよ?目ノ前にイル」 「でも、此処に居た皓耶は死んだ。…それより、ヒカナ一緒に行くか?」 「イく!!ヒカナは、コうヤと一緒にいク!!だっテ、こコに居てもヒカナ…みンナに物投げラれる……。化けモノってイワれる……唯一、こうヤだけダモン……化けモノっテ言わナカったの……。」 「…そっか……。じゃおいで……一緒に行こう……ナザキ先生の所に……神野が気付く前に……。」 「……ナザキ先生…?」 「おぉ、お前か…大きくなって。」 「ナザキ先生も相変わらずお元気そうで」 「えっと…」 「コウヤです。」 「あぁコウヤか。遠かっただろ…そっちのちっこいほうは元気か?」 「ええ元気ですよ」 「コウや…このオジいさンだレ?なぜヒカナのコと見て、物ナげナイ?」 「この人がナザキ先生。ヒカナを最初に見つけた人だよ」 「ソうなのカ!!」 「まだ御飯の用意はしていないから手伝ってくれるかい?」 「はい手伝わせてください」 「何敬語を使っているんだい孫が気を使うんじゃない!!それと此処にいる時は先生はやめなさい!!そっちのちっこいほうも」 「はい……ごめんな…ジィちゃん……。」 「ジィじ!ヒカナにはヒカナとイう名前チャんと有ル!!コウや…?じィジはこウやのじィじ??」 「違うよ!俺が来るとあの人は何時もそういってくれる…」 「……優シいジィじたね」 「そうだな……あっジィちゃん俺がやるよ!だからジィちゃんは座ってて」 「そうかい助かるよ」 「ヒカナはどうスレバいイ?」 「ヒカナは皿とか運ぶの手伝ってくれ」 「わカッた!!でもコウヤが料理出来るナンてはジメテしった!!」 「……うっ!?そう言えば……作ったことない……ジィちゃん~俺そう言えば此処にいるときジィちゃんの手伝いばっかりしていて料理作ったことなかった!!」 「だと思いましたわ……」 「えっ!?だレ??今までドコニいたの?ヒカナ気がツカナかった!!」 「久しぶりに皓椰様の声が聞こえてきましたので上に来てみれば……」 「ルシュどうして此処に!?神殿の研究室に閉じこもってるって、聞いていたんだけど……ってもう様付けなくて良いよ…もう神殿に居た皓椰は死んだんだから……。今はカタカナでただのコウヤだよ!!」 「皓椰様……どうしてなのですか?神殿にはまだあなた様の母様がいますでしょ?」 「絽麻(ろま)様は今朝亡くなった……最期に神殿から出て神野に見つからないよう姿を偽れと言葉を遺して……苦しいはずなのに……しあわせそうに……息を引き取った……」 「そう……絽麻様らしい息の引き取りかた……。わかりましたわ!私も協力します」 「……ありがとう」 「まずは…調理出来るように教えないと生活が出来ませんよね……。まずこれとこれ切ってください」 「わかった……あのさ…敬語無しにしてくれないかな……?誰にも聞かれないと思うけど…もしルシュを呼びに来る人が私に敬語を使っていたら不思議に思うでしょ?」 「わかりましたわ…じゃ…所でコウヤ……口調が元に戻ってたわよ」 「えっ!?…ったぁ~い」 「貴方もいろいろと気をつけないとね!」 「は~い気をつけま~す!!で、野菜切り終えたよ。次は?」 「まず、止血してきなさい。あとはそれから」 「は~い!オーイヒカナ~バンソーコ持ってきてくれる?」 「コウヤどうシた?テ切っタ?」 「まぁちょっと刺しただけだよ…」 「はいはい、話しは後から後から。じゃ、これ運んでくれる?ヒカナちゃん」 「ワかっタ!」 「で、さっき切った野菜炒めて塩コショウして味見してみて?」 「は~い!………?」 パクッ 「どうしたの?味おかしかったの?」 「……どう?」 パクッ 「…それでいいわ。それをお皿の上に乗せて向こうに持って行って」 「わかった」 「まずは野菜炒めは出来るようになったわね1週間。それまでにコウヤは生活できる知識を、そして、ヒカナちゃんは人型の取れるように特訓。それと同時にもう少し喋れるようにしておかないとね」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.18 18:41:02
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