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カテゴリ:お話
火峰昂Side 毎日繰り返し。何時もの様に学校指定のジャージを着てそれで学校に行く。それが、自分にとって変わらない毎日。 「火峰、また、ジャージを着て登校するとは!!」 毎日の様に何人かの先生との鬼ごっこ。 「なつちゃん……それ、ストーカーまがいだよ……」 今日は担任の菜月先生。通称なつちゃんが校門の前に立っていた。 「そうでもしないとお前は捕まらないからな。さて、職員室まで来るんだ」 腕を捕まれ引きずられる様に職員室に連れていかれ、くどくどと説教された 「火峰!!何時も言っているだろう、制服着てこいって!!」 「え~嫌ですよ!!制服着るの」 「校則にも書いてあるだろう!!」 「良いじゃないですか。一応コレ、学校指定のジャージなんですし~」 「よくない!!」 「あらら、今回は捕まったんだぁ、ヒコ」 「おっは、しず。あははい~や、捕まったんだよねぇ。待ち伏せされて…」 「あらあら、御出生様」 「おっ!説教かぁ!!早めに切り上げてくれよ、お前のノート期待してんだからさっ!!」 「とし…また写す気か?自力でやれよ……」 職員室が1Fな為、登校中の生徒が職員室の横を通るたびに職員室の開いてる窓から顔を突っ込み声かけてくる。 「こら!!それは俺の居ないところで話せ!!」 「なつちゃん、あんまり怒ると血管切れちゃうよ?はい、深呼吸。深呼吸!」 「お前達が怒らしているんだろう!!」 しずが静かの扉のほうを指差していた。 ドアのほうを向くと、見知らぬ男の子が立っていた。見るからに固まっていた 「おっ!転校生?」 私の顔を見て見開いていたが一瞬の内に質問に答えてくれた。 「あ……うん」 「なつちゃん~!!転校生ドアで固まってる~。今、職員室にはなつちゃんしか居ないんだからさぁ、早く気付いてあげないと、転校生かわいそうだよ!!」 転校生を職員室に押し込み、その足で逃げた 「あぁ、悪い。って、火峰逃げるな、成績下げるぞ!!」 「なつちゃん、横暴だ~~。そんなことでおこってると禿げるぞ」 後側でなつちゃんが叫んでいたので後ろ向きに走りながらなつちゃんに言い返す 「こらぁ、火峰!!」 「やばっ」 咄嗟にダッシュしていた 「火峰待て!!!まった、制服着てこんで!!」 「なつちゃんに続き、こみやんもか!!」 「廊下は走るな!!」 「それは、こみやんが追いかけるからですよ!!」 「ヒコ~~ガンバ!!」 「ヒコくぅ~~ん頑張って!!」 「ありがとうございます」 「こみやん~~ガンバ、今日こそ火峰を捕まえろ!火峰捕まれ~~。こみやんに賭けてるだからさぁ!!」 「酷いですよ、だったら捕まったら奢ってくれるんですか~?」 「こみやんもう歳なんだから無理しちゃ駄目だよ~」 「もうすぐHRが始まるから教室に戻ってなさい。お前達も制服しっかり着ろ!!火峰は待ちなさい」 「じゃぁ、教室に帰らしてください……」 「ちゃんと制服を着てくると約束できるなら帰してやる」 チャイムの音 「教師がHR遅刻したらまずいんじゃないですか!!伝えることがあるでしょう!!」 「と・とにかくちゃんと制服を着なさい」 窓から飛び降りた こんな人(ヒコ&しず&とし)が実際目の前に居てほしい… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.03 21:18:15
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