小娘みたいに
小娘みたいに 南風一塚の見学を終えて向こうへ向かうきみの名前を呼ぶきみはこちらの呼びかけに気づいてさっそくこちらに向かって小走りに走り出すスカートにハイヒールのサンダルといういでたちにもかかわらずこちらに向かって走ってくるのには驚いた「あんまり走るとこけますよ」と大声を上げると車を運転するボランティア仲間は「大丈夫 大丈夫 彼女なら」と全然心配する気配がない俺もそう想わないことはないけれど一応彼女だってスカートにハイヒールのレディだからね彼女と同期の女友だちの何人が結婚して子どもを持っているのか知らないけれど本当なら彼女だって子どもの一人や二人を作って乳母車を押していても不思議じゃない年齢だろうにきみはいつまで小娘みたいな仕草や暮らしを続けているのかな (詩集の宣伝)「どこにでもある光景」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング