カテゴリ:Musiques
急に亡くなってしまいましたね、レ・リタ・ミツコ《Les Rita Mitsouko》のフレッド・シシャン。 まだ53歳だった彼の死因はここ2ヶ月で急速に進行した癌だそうですが、全く公表されていなかったのでびっくり、そして残念です。
私がレ・リタ・ミツコを聴き出したのは、留学を開始した2001年の事。 友達になったフランス人の男の子がベスト版を貸してくれたのがきっかけです。 漠然と聴いてみたらいい感じだったので、とりあえず手元のMDに録音しておきました。
それからは私の聴くことといったら・・・。 コピーさせてもらった当時よりも、パリに出てきてからの方が特に愛聴していました。 レポート作成に必死で徹夜明けになってしまった朝、神経がイヤな感じに昂ぶる私の耳に響いてくる彼らのヒット曲「セ・コム・サ《C'est comme ca=こういうものだ!(・・・とでも訳せばいいのかしら?)》」は、気持ちを明るくしてくれるので特に大好きでした。
それから数年、思い立っては「marc & robert」、「The No Comprendo」などのずいぶん以前に出たらしきCDを買ってみたりもしたものの、なぜか彼らについて調べたいとも思わず、キャリアを追いかけようともしなかった私。 私がフランスに来てからの時期に彼らがちょうど活動していなかったというのも手伝って、私はこのグループが男女2人のデュオで、女性ボーカルの名前がカトリーヌ・ランジェだという事ぐらいしか知りませんでした。
レ・リタ・ミツコが今年の初夏に久々に出したアルバム「Variety」も気に入っていたくせに、どうして私はこの秋のコンサートのチケットを買わなかったのだろう・・・・・・今となっては悔やまれます。 この出不精が憎い!!! まぁ、ここ数週間はフレッド・シシャンの体調不良のために幾つかのコンサートがキャンセルになったらしいので(その一方で、カトリーヌ・ランジェが一人で頑張った回もありました)、どちらにしても行けなかった可能性があるのですけどね・・・・。
ディノもレ・リタ・ミツコを好きなので、訃報の後は2人でYouTubeを巡ってみました。
・・・・・・・まさに「イカしている(死語!)」というより「イカれている(死語?)」と言うのがぴったりなクリップばかりで私はぶったまげた(死語!!)のだけど、その中でもまぁ観やすいものを2つピックアップしてみたので、レ・リタ・ミツコを知らない方に見てもらえると嬉しいです。 (もしもこれらのクリップが気に入らなかったら映像は観ずに、曲だけよーく味わってくださいね彼らの映像世界にはついていけなかった私からのお願い。)
まずは「セ・コム・サ」。 これはまだ、画像が見やすい方です・・・・そう、これでもね・・・・。
http://fr.youtube.com/watch?v=BggXhzUhZ94
後半部分で、宙に固定されたギターを弾くフレッド・シシャンが笑えます!
もう1つ、カラックスの「ポンヌフの恋人」にも使われた「レ・ザマン《Les amants=恋人達》」もご紹介。 このクリップは(彼らの作品にしては珍しくも)私にも見易いです。
http://fr.youtube.com/watch?v=4sn8QPEcPpk
その他のクリップはどれもこれも、映像にひと癖もふた癖もあるけれど、音楽としてはどれも大好き 彼らのコンサートに行かずじまいだったのは残念すぎるけど、この悲しい報せは、私がレ・リタ・ミツコに前よりも関心を抱くきっかけになりました。 これからもガンガン(でも今まで通りのボーっと)聴いていくつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.02 23:48:43
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