カテゴリ:学習支援員の仕事
いよいよ今日から小学校の学習支援員の仕事が始まった
ちょっと緊張! 初日の今日は少し早めの8:20までに行き、職員室での先生方の朝礼に参加し、校長先生が私を紹介してくれた 簡単に自己紹介で「お役にたてるようにがんばりたいと思います」と言ってみた それにしても、先生達の朝礼なんて初めて拝見したので新鮮だった 今日の申し送りや伝達事項など、手際よく発言してゆく 8:30までの10分間、毎日こんな感じでスタートするのかぁと思った さて、先ずは副校長先生から支援する男の子の担任の先生が紹介された そこでビックリ 若くてかっこいい先生じゃありませんか 不謹慎だけど、想像していた先生像と180度違っていたので面食らった それはいいとして、早速教室へ 途中、担当するI君の事を少し聞きながら向かう 教室に入ると、担任のK先生が私を子ども達に紹介してくれた 「おはようございます、今日から3年3組のお手伝いに来ました○○○○です、よろしくお願いします」とここでも簡単にご挨拶 昨年度もI君には支援員が付いていたらしいから、本人も周りの子ども達も、ああ、I君の担当の先生が来たんだなと分かっている反応だった 最初は教室の後ろに立って様子観察 フムフム一番前の廊下側に座っている子かな 発言や行動が少し目立っている タイミングをみてK先生が後ろに来て小声でI君の事を伝えに来た やはりその子だった 今日は1,2時間目が体力検査ということで、長座体前屈とソフトボール投げと上体起こしとシャトルランを校内、校庭を移動しながら行なっていく まずいのは、待ち時間が結構あるということ 廊下で体育座りをしたまま20分位待たされた 子ども達もだれてくる、I君は持っていた記録ボードをクルクルと廻しながら手遊びを始める 近くの女の子が「やめてよ~」と言っても止めない うちのMも手遊びをする時がある じっとしていないといけない時、自分の意識を集中するために、落ち着かせるためにやっているのだと思う 彼も一生懸命努力しているのだと私は感じた できることなら待ち時間、好きなだけ手遊びをさせてあげたいくらいだ しかし、周りの子達のストレスが増してしまう 近くに行って静かに止めるように言ってみる 一時は止めてもまた初めてしまうそう簡単には止められない 本当は列から少し離れて迷惑にならない所に連れ出したい気持だった ソフトボール投げの時には砂いじり 子どもに砂いじりせずにきちんと座っているように言うのも無理があるようにも思うが 担任のK先生が厳しく叱る 学校は軍隊ではないから、「右向け右!」と言ったらずっと右を向いていなければいけないわけでもないと思うが、実際児童達の望むべき姿は先生の号令どおりにきちんと行動することだ 先生方も、なめられてはいけいないと厳しく指導する 仕方の無いことなのだろうとは思うが、学校とは学ぶ意欲を引き出す所と認識している私の本音としては、違和感を抱く 3、4時間目は国語(漢字)と4年生への感謝の手紙だった I君の書く字は少し個性的 カクカクとして乱暴な感じだ でも一生懸命書いているからいいと思う 授業中はうけをねらった自分勝手な発言がちょくちょく出てしまう 隣に座って時々静かに指示された作業へ意識を向けさせるようにしてみる 4年生への感謝の手紙の時には、不思議な文字を書き出した クルクルとループが入ったようなひらがななのだ 「?」と思ったが、一生懸命取り組んでいたし、私は面白いなと思ってしまったので制止しなかった しかし、K先生はそれを見つけて厳しく指導 「もらった4年生がこういう手紙をもらって嬉しいと思うか?」と叱る 結局書き直しをさせた 先生もいろいろ事情があるのだろうなぁ そもそも感謝する気持は強要されて出てくるものではなく、自発的に出てくるものだと思う私はここでも少し矛盾を感じてしまう クラスの中にも手紙がなかなか書けなくて苦しんでいる子が何人かいた チラチラと私に助けを求めるような視線を送る男の子がいたので、「4年生はどんなことをしてくれた?がんばってみよう」と声をかけ、半分くらい書けたら「おお!半分まで書けたじゃん、がんばったねぇと褒めてあげた」嬉しそうにして残り半分もがんばっていた 「早くできて時間のある子は色を塗って」とK先生が言ったので、手際の良い子が早くしかも見事に綺麗に色を塗って、周ってきたK先生に「先生みてー」と差し出した 先生はそっけなく一瞥しただけで通り過ぎてしまった なんとなく寂しそうなその子の気持がたまらなくて、私は側に行って小さな声で「綺麗に塗れたね!」と言ってあげずにはいられなかった にっこりと満足そうに見えた 先生もいちいち子どもが要求する反応をする事もできないと思うが、褒めてやる大切なポイントってあるように思う 心の満足が精神の安定を育てるのだと思う なんだか初日から少し批判的な物の見方をしてしまっているようだが、理想ばかり言っても仕方ない いろいろと感じる事は綴っても、現実を良く理解してその中で自分にできる事をしていかなければ 現場の先生達も忙しいし、いろいろと縛られて、自由に教える事も難しい事実も理解しなければ 給食も子ども達と一緒に食べて、5時間目の終わりまでいて今日のワークタイムは終了 子ども達はかわいい くったくなくいろいろ話してくれるし、I君もとりあえず私を気に入ってくれたようだ 私を試す場面もあったが、甘えは許したくない、自分で出来る事は自分でやる 私が5年と2年の息子がいると話したら、子ども達の態度が少し変わった気がする 安心感と一目おく感じかなぁ・・・ 少しは母親というキャリアがものをいわせることができるのかな 帰りにK先生や副校長先生から「長丁場ですから疲れないようにしてくださいね」と声をかけられた 確かにあまり熱心になりすぎても息切れしてしまうかもしれない I君との距離も近くなったり遠くなったり調整しながらやらなければと思う また明日、がんばろう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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