空との距離
誰より青に憧れて誰より太陽を見つめ誰より伸びた向日葵が誰より思い知るように「どんどん夢へ近づいてゆくね」そんな言葉に微笑むたび崩れ落ちそうになるんだよだって あまりに 遠いんだよ 空との距離はこんなところに来てしまうまで気づけなかったこんなところにまで来てしまったから気づいたどうかもう照らさないでと光を拒む向日葵を枯れてゆくだけの憧れを人はなんと呼ぶのだろう「どんどん夢へ近づいてゆくね」ひとつ何かを叶えるたび叶わないことも知るんだよいっそ太陽に背を向けて焼かれて負けたいこんなところに来てしまう前に気づきたかったこんなところにまで来てしまったから苦しいどうかもう照らさないでと光を拒む向日葵をあなたはなんと呼ぶのだろうあなたはどんな顔をするのだろうあなたにどんな顔をすればいいのだろう誰より夢に憧れて誰よりあなたを見つめて「どんどん夢へ近づいてゆくね」そんな言葉にまた微笑む空との距離を思い知りながら空との距離を思い知りながら空との距離を思い知りながら