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テーマ:今日聴いた音楽(75560)
カテゴリ:歌謡曲
~もっと歌謡曲!? 第2回 ベトナム戦争のにおい~ 作曲家 村井邦彦さん 第1043回 2008年10月25日 1960年代後半から70年度前半までの時代を記録するような曲を発表した作曲家 村井邦彦さんの曲が僕は好きです。 「白いサンゴ礁」、「或る日突然」、「嘆き」、「昼と夜の間に」、「虹と雪のバラード」、「ざんげの値打ちもない」、「翼をください」など、独特の空間と時間の流れを醸す曲が目立ちます。 実はこの曲の作曲者が村井邦彦さんと知ったのは数年前でした。 歌謡曲全盛だった昭和30年、40年代に、洋楽のようでどこか日本の喫茶店やスナックで流れてもおかしくない曲が村井さんの曲でした。 グループサウンズの曲もたくさん手がけ、そのブームが下火にさしかかった頃にザ・タイガーズの「嘆き」がありました。あの曲は、今後の路線を迷っているタイガースそのものを浮き彫りにした曲でした。 北原ミレイが歌う「ざんげの値打ちもない」は、幸せ薄い少女の半生を劇画のように阿久悠さんの作詞は描き、曲は恨みや悲しみを客観的に描いており、映画音楽のような感じを受けたものです。 「或る日突然」の「或る日」はなぜ「ある日」ではなかったのかと考えながら、ドキドキしたものでした。思春期の微妙なこころの動きを曲で表しており、戦後生まれの高度経済成長期の若者の心理を上手に描いていた曲でした。 そして「翼をください」という不動の名曲が完成します。 村井さんの曲を聴くたびに、これらの作品からもうひとつのにおいを感じます。 それはベトナム戦争です。 同じアジアの北と南のベトナムが戦争し、その戦争に加担するようにアメリカの拠点基地となっていた日本。 その横須賀や佐世保などの基地のある周辺の雰囲気のにおいです。 そしてベトナム戦争が終盤に入り、アメリカの敗北になる頃から、村井さんは作曲家としてよりもプロデューサーとして活躍を移っていきます。 村井さんは他にも「エメラルドの伝説」、「廃墟の鳩」、「経験」、「恋人」などのヒット曲があります。 1969年7月の東宝映画「ザ・タイガース ハーイ! ロンドン」の冒頭に作曲者役で登場しています。 紅白歌合戦では森山良子さんの「美しい星」を指揮をされたこともありました。 ベトナム戦争の頃に活躍された偉大な作曲家だったと思っています。 (脱字誤字はお許し下さい。敬称は省略させていただきました) 「山形マンガ少年」まとめてご覧いただけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月25日 14時46分36秒
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