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カテゴリ:アメリカ
アメリカの医療費は高い。 どんなに健康な人でも、いつどんな事故に巻き込まれるかわかりません。 病気はしなくても交通事故などによる怪我で病院に運ばれる事があるかもしれないのです。 重症で病院のERに運ばれ、その後ICU(集中治療室)へ運ばれた場合、1日の部屋代は軽く$5,000はします。 その他、担当医 ・ 専門医 ・ 麻酔医 ・ 検査等の費用がそれぞれかかるのです。 又、それぞれの支払いを管理している部署も異なることが多い為、ERに行くと忘れた頃にいろいろなところから請求書が届きます。 脳や心臓等の大きな手術をすれば軽く$100,000(1千万)はいきますし、意識不明などで何週間も入院すれば2~3千万は覚悟。 だからこそ医療保険は必要。 ところがこの保険がまた高い! アメリカでは、どこの会社でも医療保険の面倒をみてくれるというわけではありません。 保険は個人で入らなければならないという企業も珍しくはないのです。 又、普通の医療保険は眼科や歯科の医療費が含まれないので、目の保険や歯の保険に別途加入する必要が出てきます。 それを個人で加入した時の保険料の高さといったら… 個人加入で月$300位払うという知人の話を聞いて驚いていましたが、日本人男性Yさん(50代 ・ 喫煙者)は、毎月医療保険(目 ・ 歯も含む)を$500も払うと聞いて唖然としました。 しかも自己負担額が年間$2000。 つまり… 保険料だけで毎月5万円以上も払っているのに、年間でかかった医療費の20万円までは自腹。 そんなバカな… 又、保険会社が事前に支払保証しないと手術をしないという医師もいます。 お金がなければ生きる権利さえ与えられないのか… ちなみにここ訴訟大国アメリカでは、医師が医療ミスで患者から訴えられることも多いそうで、医師は己を守る為それ用の保険に入るのだとか。 ひと月数千ドルの保険料を払っているのに、一度訴えられれば当然のことながら保険料が跳ね上がる。保険料を払いきれず医師であることを断念… 知人の話では、特に訴えられやすいのが産婦人科医。 続いて神経科の医師とのこと。
代替医療の進んでいるアメリカ。 しかし、医療費や保険料がこれではお話になりません。 日本はまだまだ遅れていると言われていますが、それでも私には輝いて見えます。
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最終更新日
2006年10月06日 01時56分30秒
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