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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:アメリカ
分割8回払いの商品を購入したとします。1月から支払いを始めた場合、支払いが終わるのは何月でしょう?
答え・8月 誰でも考えずにすぐ答えられそうな問題ですが、そう感じるのは自分が日本人だからだという事に気付きました。 アメリカ生活が長い日本人の同僚・KさんとYさんと話をしていた時、かなり興味深い話を聞きました。 「よく、こちらの人(アメリカ人)と、月(month)の話をすると、指を折って数える人がいるよね。日本みたいに、数字に月(がつ)をくっつけてるだけじゃないからすぐに計算出来ないんだね。」 最初は何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。 例えば、アメリカ人に上記のような質問をしても、すぐに「August(8月)」という答えが出て来ず、 「えっと~… January (1月)、February(2月)、March(3月)、April(4月)…」 と、指を折りながら数え始め、 「あ、August(8月)だ!」 と、やっと答えを出している現場を、YさんもKさんもよく見るのだそう。 最初、それを聞いた私は 「ちょっと、それは頭が弱過ぎでしょう!足し算も出来ないの?」 と、驚いていましたが、よくよく話を聞いているうちに、そうでもないことがわかってきました。 12ヶ月を年の初めから順番に番号で表し、その隣に「月」とつけて読むことを当たり前としている日本人にとっては、その月が年明けから数えて何ヶ月目になるのかなんて、考える前に数字が出てきてしまう。 例えば、今が5月だったら4ヶ月後は9月… 指を折って考えなくてもわかるはず。 しかし、こちらでは月と数字は全く結びついていないのです。 日本のカレンダーは、たとえば「4月」を「April」と英語で書いてあっても、「4」という表示もどこかにあるはず。 これを見慣れていたのでこれが当たり前だと思っていましたが、こちらのカレンダーをよーくよーく観察してみたところ、どのカレンダーにも数字が全く記されていない事に気付きました(←おそい)。 現地のアメリカ人に日本語を教えているKさんが、 「こちらの人に日本の月の数え方を教えると、簡単だって喜ぶのよ」 と言っていました。それ位こちらでは月と数字は別物なのです。 もしかしたら、他の方にとっては当たり前のことかもしれませんが、私はちょっと驚きでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月10日 11時35分25秒
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