Allotment
ホームステイしていた頃、ホスト宅から学校までの通学路でちょっと気になる場所がありました。こちらです小さな小屋がいくつもあるので、最初ホームレスがたくさん住んでいる場所だと思ってました。ホストにそう告げると、「違う、違う! あれはAllotmentだよ」 Allotment??(←スミマセン、カタカナ読みがわかりません)要は市民農園です。ホームレスの家に見えたのは、おそらくGarden Shedなるものだと思います。敷地には契約している人間しか入れないので、遠めからは気付きませんでしたが、確かによ~く見てみると畑です(スミマセン、ホームレスのたまり場なんて言って…)。Allotmentの契約をしたければ、地元の市役所等に問い合わせれば、一番近いAllotmentを教えてくれるようです。又、図書館などでも情報入手が出来るそう。新聞にも広告が出てました。費用は高くても年間で£50位(広さにもよりますが)。やはりイギリス人は土いじりが大好き。自分の家に庭がなくてもこうやって花や野菜、ハーブなどを育てることが出来るのはいいことだと思います。ホストの話では、一時イギリス人のAllotment離れがあったそうです。みんな「野菜はスーパーで買ったほうが安くて手軽」と考えだしたからです。ところが、最近また人気が出始めたのだとか。理由は、オーガニック志向によるもの。自分はもちろん、子供たちにもオーガニックの野菜を食べさせたいと考える人が増えてきているのだそうです。ふ~む… 食事がまずいイギリスでもそんな傾向に? やはり時代はオーガニックを求めているのか?そういえば、以前からスーパー等で普通に売られている定番の紅茶のパッケージが今までとちょっと違っている事に気付きました。なぜか、Aromaticsという文字が付け足されている。ホストに理由を尋ねると、内容は特に変わりないとのこと。アロマという文字を入れるだけでマーケティング効果ありってことなのでしょうか?昔に比べ、「アロマ」とか「オーガニック」、「ナチュラル」等の文字が使われたものをよく見かけるようになりましたが、どこまで内容が伴っているのか疑問です。化粧品の「無添加」も同じ。消費者はこの手の言葉に惑わされず自分の目で良い製品を選んでいきたいものです。ところで、イギリスのガーデナー達の敵と言えば、カタツムリとナメクジ日本ではあまり聞いたことがなかったのですが、それは私が日本で土いじりをしたことがないからでしょうか?とにかくこいつらの被害は深刻。ホストマザーの友人は、庭にあった30鉢の植物を一夜にして全てナメクジにやられてしまったのだそう。30鉢も世話をするイギリスのご婦人もスゴイが、それらを全部食いつくすナメクジもスゴイぞ!ホスト宅の裏庭の鉢植えもやられてました。左が被害にあった方。元々は右のように元気だったのですが、透明なネバネバで溶かされてしまってます。しかも、裏庭を耕したところ、出るわ出るわ、でんでん虫の殻がっ!!(貝塚か?)早速、ホストと一緒にガーデニングのお店に行き、ナメクジ・カタツムリ用の殺虫剤(?)を買ってきました。こちらです。ちなみにイギリスのナメクジは日本のものよりも大きくてグロテスクです。