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カテゴリ:本
時間ができたので(←←新規お仕事大募集!!ご予算お気軽に~)、またまた「粗食」本を読んでいます。県立図書館が数日お休みなので、その前に数冊借りてきたのです。
今回もまた粗食の帝王・幕内秀夫氏の著書。管理栄養士である氏が食事指導にあたる帯津三敬病院を設立した帯津良一氏との共著『なぜ「粗食」が体にいいのか~「食生活」ここから直そう!~』です。 食に関連した本は他のジャンルよりも多く読みますが(というか小説の類はほとんど読みません。ですので読書好きというわけではないのです)、幕内さんのは「これから食改善を」という人にはとっつきやすい内容に見えます。健康的だし流行ってるしなんとなくおしゃれな感じだしと、いきなりマクロビの世界へいってしまうとアレはかなり大変な気がしますし、ひとり暮らしの女子にはよくても家族ウケは間違いなく悪いような。私とてこれを毎日の食生活にというのには同意できません。食材の選び方を知るという点では参考になりますけれど。 また、免疫学についてはおもしろい考えを展開される安保徹氏なども、究極のところで「ワシ、最後は仙人みたいに飲まず食わずで生きるのが夢なんじゃ」という方なので(読者に勧めているわけではないのです。あくまでご本人の理想です)、ご本人はよいとしてもそこまではついていけないとこがあったりして(^_^;) その点、さすがに食生活の人気アドバイザー。幕内氏の本というのは親近感がわきます。理想が高すぎると階段に足をかける前に躊躇してしまいますが、この方のは冷蔵庫をぱっと開いて意識だけ変えてごはん作りができる気がします。 先日読んだ大失敗な食関連本では「栄養と栄養素は違う!!そこを混同するな」と力説されており、正しい食生活をと願うことに「栄養」と「栄養素」の違いがどれだけ関係するのかと反発しながら文字を追ったばかり。が、今回読んだ本では「情報に振り回されて“栄養素”を考えると食生活をどうすればいいかわからなくなってしまうからそんなの忘れた方がいい。すると食生活はすっきりわかりやすくなる」と。内容も本当にすっきりです。 あれを食べろ、これを食べるな、何品目食べなければではなくて、「まずはごはんでお腹を満たすこと」を要として、食生活は「水・米・芋・野菜」の順で考えるとか、食材選びを言うのならまずは調味料から(まずは「味噌」を少々高くともちゃんとしたものを)と、食改善の出発地点からやさしく教えてくれるので大変親切。「ごはんを炊いてしっかり食べる」ということならひとり暮らしでもできるし、あれやこれやではなくて「味噌だけ」ならこだわってもいいかなと思ったりしますもんね。 粗食の基本である「ごはん」は読めば読むほどなるほどなぁと思わされます。まず、ごはんでお腹を満たせば余分なおやつは要らないし(おやつもおむすびや芋にすればなおよし)、そうなると自然に化学物質をとりこむことも減るし(スナック菓子で小腹を満たすことがなくなる)、ごはんに合うおかずを選ぶことでカタカナ食も減る(自然に粗食になるというわけですね)。第一に、それほど大げさに考えなくても食生活の改善はできるということがわかって嬉しくなりますよ。今健康に不安を抱えている人もそうでない人も、体内から整えなくてはね。 本日のわが家の弁当。 玄米混ぜごはんに昆布。玉子焼き。鶏の塩焼き。おから。かぼちゃの煮つけ。きんぴらごぼう。華やかさのカケラもない、完ぺきな粗食でしょう? にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月13日 16時46分28秒
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