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カテゴリ:本
今さらですが「マーフィー」本を読みました。
きっかけは先日ここでも紹介した水琴のCD。雑誌の付録につき、これ欲しさに購入したのをパラパラと読んでいたらマーフィーについての話が掲載されていて興味を持ったのです。 マーフィーの法則なる本が爆発的に売れた頃、マスコミにもよく取り上げられていたのでどういうことが書いてあるのか切れ切れに耳にしたり目にしたりはしました。で、思ったのは「当たり前のことを当たり前に書いてる本がなぜ売れるんだ?」。結局、そんなブームには乗らんぞとその時もその後も手にすることはありませんでした。 で、今さらのマーフィー。 今回なぜ興味を持ったかというと、この方はキリスト教の牧師さんということ。マーフィーの研究をひとことで言うと「潜在意識の力を活用して行動に結びつけることで夢みたいなことも実現できる」というものですが、1冊読んでみるとすべてに神の存在や聖書の言葉と通じていて私にはとても親しみやすいこと!聖書に馴染みの薄い日本人にどうしてあの頃、これほどまでにマーフィーが浸透したのか不思議な気はしましたが、売り方もうまかったんでしょうねぇ(当時、聖書に通じているとかキリスト教的なという話は聞いたことなかったなあ。もっとも、潜在意識の活用というのが核なのだから「ほら聖書もこう書いてあるでしょ?」という部分を省きさえすれば宗教色は薄いです)。 この本は図書館の宗教や占いや精神世界のコーナーで見つけました。この何ヶ月か、いろいろ思うことあって(意識改革という前に「どうしてこの人の本が売れるのだ?」というリサーチ的なことでもあります)これまでまったく読んでこなかった自己啓発本をここで見つけては読んでいますが、いつも思うのは「このコーナーっていつも何人も人がいる!!」ということ。年齢や性別に関わらずいろんな人たちが本を選んでいるのを見ると、今という時代や人の意識の変化や私なりにあれこれ感じられて何とも言えない気持ちになります。 ところで。マーフィーに限らず自己啓発の本で感じたことは、おおむねどれも同じようなことを視点を変えて言ってるだけで、自分の感性に近い書き方のさえ選べばどれもハズレはないんだろうなということ(^_^;) ただ、こういう意識改革が浸透してきた結果か、何かのテレビ番組で「最近は何にでも感謝しましょうとか感謝してますというのが強すぎて違和感がある」というコメントにはハッ。たしかにどの自己啓発本でも必ず「感謝する」というのが要になってるんだけど、乱用されてる感じがあるものね。そしたら先日、若いお坊さんの著書の中に「感謝しますやありがとうを言えばいいという人もいるが、そんな気持ちがないのに使うのはどうか。それなら言わない方が誠実」というようなくだりがあって、そりゃそうだよね~と(^-^) ちなみに、このお坊さんの本は今も読んでる途中。図書館ではなく別から借りたモノ。小池竜之介さん『考えない練習』。頭で考えずにもっと五感を使いましょうという内容です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月14日 09時34分00秒
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