みらいノ素(もと)

[学校・教育] カテゴリの記事

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• 学校って

  腹の中は煮えくりかえっているに違いないが、彼女は大っぴらにしないだろうから「こんな事実があるのよ」というのを私が書こう。学内の暴力事件。ついこの前も、ほかのママ友から「あのおとなしい子がボコボコにされて病院に…」という話を聞いたばかりだったけれど、そういう話は初めてじゃなかったので「ああ、またあの子らの仕業か」と言っていた矢先。今度は身近な子どもが無抵抗のまま被害にあってしまった。身近に被害者が出てわかったことは、そういう事実があっても相手の親は頭を下げにこない(来させないのかも。でも常識なら先生が止めてもお詫びに行くけどね)ということ。校長は「学校の問題」という認識がないということ。けどさー、学年担当の先生とか部活の顧問とかが何度も頭を下げられて終わるという問題じゃないし、相手の子どもや家庭にはなーんも伝わってないから再犯繰り返すんだよねぇ?学校の問題じゃないっていうんだったら、いっそのこと暴力事件として警察に届けたら?と私は思うけど、子どものことを思うとそうはできないって言われればごもっとも。被害者は泣き寝入りしかないのかよー。昔のケンカが問題にならなかったのは、お互いが喧嘩上等!!とやってたからだ。が、「お母さん、ツッパリってどういう人のこと?」とKAIから聞かれたように島田紳助は教室にはいない。悪いのばかりでつるんでは相手みつけてケンカしてくれるのは勝手だけど、今は全然そうじゃなくて、部活動もしていて登校拒否もしないで友だちもいる一見普通の子が、これまた何の関係もなくて普通におとなしくやってる子を「え、そこでキレる?」といったことで血祭りにあげちゃうのが怖いのだ。こんな地方でも進学系の中学への受験倍率は数倍で、公立校であっても優良な中学には越境入学を求めて数人の枠にびっくりするほどの申込が殺到。それって、学力だけの問題では決してなくて、ただ普通に安全に義務教育期間を送らせるための手段のひとつなんだよね。今、KAIのクラスだけで不登校の子は最低でも3人。昨年のいじめられっ子たちが集められたような、学年で一番おとなしくて平和なクラスなのに!!!なので、今回の加害者がいるクラスなんてどうなってんだかなーと思う。そりゃあ自分が中学生の時の荒れ方も尋常じゃなかったけど(他校との抗争で新聞沙汰になったりね)、普通に中学生活送ってる子にまでこうした被害は及ばなかったもんね。加害者として目立つのは学年に2人。自衛策として「なるべく近づかないように」と言うしかないのだけど、KAIには昔からこういう問題系の人も集まってくる傾向にあり、しかもうまいことつきあってる様子。だけどなあ。路上で「むしゃくしゃしたから」って知らない人を殺しちゃう時代。談笑している間にも「さっきおまえが“あ”って言ったのが気に入らなかった」ってナイフでブスッていうのもなくはないよなと思うもの。そうそう、今回の被害も本当に「えっ?」ていうほどなんでもないことに対しての暴力だもの。

  2008年12月22日

• 先生への質問と答え

  大体15問程度の出題すべてが証明問題なんてあり得ないのに、発表された期末試験の出題範囲から「そうなるはず」と踏んでいたKAIなのである。で、案の定。証明問題を自力で解かねばならなかったのは1問ぐらいで、あとは「まさかここが出るとはー!!!!」だった模様。納得できずに、担任でもある数学の先生に詰め寄ったらしい。KAI「先生、なんでもっとたくさん証明問題出してくれんかったん?!」先生「高校に行ったらどうせ数学は証明問題みたいなのばかり。そこでしっかりやりなさい」そうだね。問題は、このままの成績でマシな高校に行けるのかどうなのかってとこだけど。

  2008年12月15日

• 第二のお題

  みなさん、覚えておいででしょうか。先月のコスミックサムライブ開催に当たって、KAIに出されていたお約束。事情をご存知のない方はまずはこちらをご覧くださいませ。ええ、あのイベントの裏にはこんなお約束がありましたの。それが、まったく果たせないままあわやイベント中止?!!!!ということになりましたのを、さすがさすがの男塾。前日にKAIが本気で泣くほどのお説教とともにリベンジのお題もご用意くださいまして、なんとかサムライブが開催できた次第で。そうですよ。あの時、リベンジ用の3つのお題を「飲む」と言ったからこそコスミックサムライブは開催できたんですわ。あの約束を忘れることなどできないほど男塾の方々にこっぴどくやられたKAIは、そのうちのひとつを果たすべくただ今勉強中。「期末テストで全教科86点以上」などという、自分にはほど遠いレベルを求められてるのがわかってるのかわかっていないのか、とにかく毎日問題集に取り組む日々。その結果、あんなに苦手だった数学の証明問題がおもしろくてたまらなくなったようで、いろんな方法で解いてはそのおもしろさを堪能している様子。他教科も、自分はどういうところが苦手なのかを自己分析しては弱いところを克服しているみたい。うわー。期末テストは明日からスタート。さてさて、全教科86点以上の偉業をなしえることができるかしら。

  2008年12月14日

• 学ぶということ

  今日は教育の本質というか、誠に頭が下がるばかりの教育者の言葉を聞いた。それが理想論ではなく、ましてや机上の空論でもなく、教育ということをシンプルに語るならばこういうことなんだ!!と心から納得できるようなメッセージで。そしてまた、この先生たるや実にゆるゆるとしていて、ウィットに富んだ方。「こうあらねばならない」という高圧的な態度は一切なし。現代の若者を憂う姿もなし。ただ人として、教育者として注ぐべき愛情を惜しみなく注いで、若い人たちからも謙虚に学んで自分を高めているような方だった。教授と学生の関係はそのまま親と子の関係に通じるということがよくわかるような内容だった。こういう教えをこのトシになっても学べるなんてと、今さらながら母校の魅力に気づく。自分自身はなんということもなく過ごした4年間ではあったけれど、年月を経て母校に足を踏み入れ、教授をひとりの人間として接してみると、私の大学生活はなんと素晴らしい愛情に包まれていたことかと感謝しかない。そういう精神がどの教授にも共通して流れているってすごい。正直これまで感じたこともなかったけれど、今はここで学んだことを誇りに思えるぐらい。仕事でさまざまな学校に関わってきたけれど、「我が校の就職率は」というのしかPR材料にしない学校のなんと増えたことか。また教授選びにしても、教育の根幹になくてはならないだろう人徳とか理念いうことを抜きにして、民間企業で経験を積んだ人を招致するという実学優先の傾向。学生たちに「社会に出たらこういうことが役立つ」ということは教えられるとしても、それは学問じゃないよなあ。過去に取材したある学校などは、あまりにカリキュラムが即戦力養成っぽかったので「それでは専門学校とどう違うのですか」と率直な質問をなげかけたところ「ええ、だから優秀な学生にはこっそり専門学校を勧めているんです」だった。スキルしか問題にしないからこういうことになるんだよなあ。また別のところでは「最近の子は文字で説明したってわかんないから、イラストやチャートで一目瞭然にしてね」と己の大学のレベルを上げようとか学生を教育しようとかいう努力は一切なしだったし。なんかねー。今日はいろいろ思うところがあったわ。

  2008年12月12日

• 日本の学力、大丈夫か?

  先日の英検準2級は案の定の結果。とはいえ、合格点に数点足りなかった程度で、不合格の判定はAランク。全然ダメだったというわけでもなさそうなので次もチャレンジしてみる気らしい。それにしても、というか。KAIは英検にあたって準2級の問題集もテキストも購入しなかった。というのも、今のうちに取得できればラッキーだけど、来年でもおそくないからとのんびり構えているせい。月に1,2度、英会話の先生の元に通っているが、先生にも急いで合格するつもりはないからと伝えてあり、リスニングのCDを聞いて問題に答えている程度。当然、家ではなにもしない。だから、合格ラインからは遙か及ばないぐらいに思っていたのにこういう判定に「えー」という感じ。ちなみに、先日は「数学95点」騒動で賑わわせた中間考査の結果が返ってきたが、今回は数学に限らずどれもがサイアクで「こりゃ下の方だね」と覚悟してたのに、順位的にはまだ下に200人以上いた。えええっ、まさか。みんな何勉強してたのよ!!こっちも「えー」。日本の学力は大丈夫なんだろうかと切に感じた2つの出来事。私はゆとり教育には賛成派だし、その弊害だとは思っていないけどさ。それにしてもひどすぎる気がするんだけどなあ。ほとんどの人が塾通いしてることを考えれば、塾もちゃんと機能してないってことでしょう?うーん、いいのかなあ。もうノーベル賞とるような日本人出てこなくなるよなあ?それよりなにより、最近幼稚なおふざけで大怪我したり死んだりして学校側の責任が問われてるけど、あれって子どもの知力や理解力や判断力がぐーんと下がっているのも一因だよね?

  2008年11月10日

• 彼は知らない

  今さら「中止」というわけにもいかないんだから、95点取れなかった時のために、第二弾のお題が裏でできあがっていたことを彼は知らなかった。身内とて味方とは限らないのだ。どれだけ落ち込んだ姿を見せられようともバラすわけはないのだよ、フフフ。「覚悟決めて行きなさいよ」と声を低くして男塾の元に送り出したところ、しばらく話して帰ってきた。もうお題をもらってきたのかと思ったら(こっそり私の耳には入れてもらった。数学95点がかるーく感じるぐらいのハードルです。メンタル面の強化だけで子どもの成績は上がるのか?の実験続行よ)、「イベント中止にするのか、あるお題を飲んで開催するのか一晩考えよ」と言われたとのこと。うまいわー、この追い込み方。その答えはひとつしかないだろうよというのに、あえて一晩寝かせるんですね。そして、「自分からこの条件を飲んだんだから問答無用」ということにしちゃうんですね。さっすが、昭和の教育学部出身!!今のなまっちょろい教育現場に復帰してもらいたいぐらいですわ。コワイわー。だってもう返事は決まってるもん。つか、それしかサムライブ開く方法ないってことじゃろ?と低いテンションですよ、彼。ライブの絵はドヨンと暗いかもしれません。クロクロセさん、赤田さん。演奏はぱーっと明るくお願いしますね。裏で進行の「学力アッププロジェクト」が成功すれば、歯医者にして跡を継がせますから(え、それはお断り?)。

  2008年10月30日

• そして当日

  雨の中、KAIは普通の顔をして帰ってきた。「問題は簡単だったけど、できたかどうかはわからん。見直す時間が足りんかったから確実に1問は自信ない」って。やっと自信のついた関数の問題がほとんど出なかったのも痛かったらしい。もう済んでしまったのだから今さら仕方ない。あとは結果を待つのみね、おつかれさん。明日は英語と社会。やっぱり一夜漬けになるけど、重かった数学が終わったので表情は穏やかなもんよ(^-^)95点取れてるかどうかわからないまま、夕食後に二人で水入れ用のバケツとハケを買いにいく。

  2008年10月23日

• …そして一夜漬け

  昨日の続き。今日のKAIの行動。帰っていつものように「腹減った」と台所をあさり、バナナ1本、食パン1枚。お土産物の饅頭やお菓子があると思っていたら、それもすべて食べ尽くしていたらしくエクレアとか買ってきてパクついていた。…夕飯は間もなくなのに!!やっとお腹が落ち着いたら自分の部屋に行ってしまった。どうやらずっと勉強。理科だって。えっ、理科?!そうなのだ。数学数学と1教科集中でやっていたので他の教科は手つかず。提出しなければならない課題はすべてクリアしているらしいが、テストの範囲を知らない状態ってどうよ。ようやく手を着けた理科は明日試験日。一夜漬けでどこまでできる。明日のテストではもう一教科、国語もあるがこっちは諦めたか。それより問題は数学。努力が報われるかどうかってこと。とかいう私は「山かけ」で乗り切ったクチだからなあ。英語と社会ぐらいはやったけど、特にテスト勉強らしい勉強はしなかったもんね。KAIの場合は神頼みしかなかったりして。みたいな。(いや、マジで。こうなりゃ祈るしかないもんね)

  2008年10月22日

• 成長するオトコ

  《これまでのあらすじ》11月1日にライブペイントSHOW「コスミックサムライブ」の開催が決まり、浮かれまくっているKAIは母親から「やることはちゃんとやんなさい」と言われても鼻であしらう反抗児。勉強などどこ吹く風。苦手な数学もそのままに、好きな絵のことばかり一生懸命な姿に母は陰で泣いていた。そこへ――。ああ、これぞ天の助けか。「わしが法律であーる」の塾長を筆頭に現れたのは男塾の面々。美しい母親の涙に打たれた彼らは言った。「KAIよ。数学で95点取らんとイベントは中止、な」。そ、そんなご無体な!!とあらがうKAIに「100点とは言わん。95点で許しちゃるけー」と威圧的に承諾させる塾長。ただし勉強の仕方は一切教えない。学習塾ではない、ここは男塾なのだから。こうしてKAIの1ヶ月に及ぶ数学克服生活は始まった――……………………………いろんな人たちが興味津々で「その日」を待ってくださっているようで、激励のメール等ありがとうございます^_^;いよいよ木曜日に迫った数学試験。「メンタル面への刺激だけで子どもはどれだけ変われるのか?!」とご覧いただいてるお母様もおいでですので、今日と明日は直前リポートお届けします。さて。「数学95点には自信ついた?」の問いかけに「自信があったらもう勉強してないはずじゃろ」と正統な言い分のKAI。しかーし。彼にはこの1ヶ月の間にものすっごい変化が見えている。学校から帰っての集まりもおふざけ仲間中心だったのが、先日の休みの日「一緒に勉強してくる」と出かけたのはクラスでは頭のいい子たち(と言っていた)。学校でわからないところを教えてもらっていたから接近したのかな。それも、「最初の頃は教えてもらってばかりだったけど、最近は問題の解き方を一緒に考えるようになった」のだと。おぉーーー(驚)テスト週間だから部活も委員会活動もなく3時頃には帰宅するところ、今日は6時すぎ。数学の先生に頼んで放課後に勉強していたようで、数人の友だちも加わっていたとか。「その中でもオレが一番デキてたから、教える側だった」。ひ、ひょおー、そんなセリフが聞ける日が来ようとは。なんかKAIのキャラが壊れる!!中だるみはあったものの、ラストスパートでここのところ真面目にコツコツ。どーする。ほんとに95点だったら。万が一100点だったら某カフェの1日乗っ取りしちゃうかもよ。私が「ひょっとしたらひょっとするんでは……」と浮かれる一方で、お利口さんの友人は至って冷静。「無理じゃわ。オレだってそんな点とったことないし」。あー。

  2008年10月21日

• KAIの運命

  昨日は英検準2級の試験。中学入学後に4級から始めて、ここまで勉強らしい勉強をしないで順調にクリアしてきたのは、文法は苦手でも聞き取りがほぼ満点だったから。偏っているとはいえ、合計点での評価だから合格は合格。が、準2級になると問題文のスピードも速いようで聞き取るのが大変なんだとか。今回のは「落ちて当然」ぐらいの大らかな気持ちで挑んだが、意外や「問題は簡単。全部聞き取れたし－」と。ただ「答えはわからんかったんよ」。むかっ。そして、今週は中間考査。木曜日には問題の数学の試験がある。男塾の面々から「95点とらないとサムライブ中止」とのお達しを受けて蒼白になったのは約1ヶ月前だったか。これまで「やり方はわかるんだから別に数学苦手じゃない」と主張していたが、実は平均点ぐらいしか取れていない(それを苦手というんじゃないんか?!平均点ということは下の方のランクということじゃで)。すべての足を引っ張っているのがこの教科なんだから、なんとかすればいいものを嫌いなモノは見て見ないふり。現実逃避もいいとこで、重ねて数学の先生も普段の授業では「彼は数学はできないことはないですよ」と。じゃあテストの点数は幻なのか?!そのどうしようもないところを、2時間ぐらいの説教の後にすっかり変えてくださったのが男塾。おかげで数学解くことのおもしろさにも目覚め(?)、自己流ながらも毎日問題集に向かう日々ですよ。今になって思うのは、この95点ノルマを「社会」と「理科」にも課して欲しかった!!あー。やつの姿からうかがうに、他の教科すべてを犠牲にしてる様子。社会は日清戦争とか世界恐慌なんかのところらしいけど、発表された「範囲」さえ確認していない!!!そこまでして力を入れる数学で75点とかだったら、どうするんだろう。塾長、そろそろユンボのレンタルご検討ください。

  2008年10月20日

• 魁!!男塾

  夏休み明けの課題テストで学年の半分よりちょい前ぐらいの順位に成績がた落ちのくせに、それでも奮起する様子を見せず好きなことばーっかりやっているKAI。今さらここらの進学塾に入れようが、ベネッセに入会しようが変わりっこないと思っていたところ、我が家の方針にかなった理想の塾を発見。ここなら勉強のことから女の扱い、世の中の渡り方まで徹底指導してくれるはず。今日は入塾の日。初日から3人の講師陣に囲まれ「次の中間テストで数学95点とると約束しろ」「いや、約束できない」と延々やってる。ついには次の反論もできないほどにとことんやりこめられて、最後は青ざめた顔で「95点とります…(T_T)」と約束。さすが、男塾・K石原塾長!!こういう子はね、ドS級の大人がよってたかって苛めてナンボ。強者どもに身柄を預けて手っ取り早く男にしてもらうことにします。男塾においては「ワシが法律であーる」の塾長の命により、中間テストでこの条件がクリアできないと11月1日に企画しているイベントが開けないのだ。が、このイベント企画は着々と進行中で、もはや95点取れませんとは言えない空気満々です。KAIの逃げ場をなくすためにも、私もこの計画進めます。ということでお知らせ↓↓↓ライブペイント&ライブ決定!!(←未定とは言わせない。KAIよ絶対に95点とるのだ!!)「コスミック・サムライブ」　12:00～19:00　於上之町會舘この件につきまして、mixiのKAIコミュで詳細書かせていただきますね。まずはさわりの告知まで。魁!男塾の様子は随時掲載。子育てにお困りのお母様、一緒に入塾させませんこと?

  2008年09月23日

• 不下校

  夏休みもほんとーーーに残りわずか。私なんぞ、「ああ、また朝早くから起きて学校行かなきゃならんのか!!」と、学生時代のこの時期は憂鬱な気分になっていたもんだけど、KAIは違う。小学校時代から始業式が待ち遠しく、ある年なんかもうこの頃に一足早く宿題もって学校行ってた。またある年は、学校に入り浸っていろんな先生と親交を深めていたし…それは中学2年になっても変わりなく、夏休みのはじめの頃は部活がない日も用を見つけては学校に行ってたし、ようやく個展から開放された今はまた嬉々として学校に出かける用事を探している(いやもわざわざ用事を作っているというべきか)。ふー。朝は委員会の仕事と言ってはいたが、それもみんなが集まるんじゃなくて自発的に仕事をするためのもののようだ。図書館好きだから図書委員というのは誠に怪しかったのだが、個展に来られた若いお姉さんに「司書をやっております」とあいさつされて「あー、なーるほどねー」と。彼女を独り占めするために、今朝は一人ボランティアをしてきたのだろうか。彼。司書からは「KAIくんが次々と企画を立ててくれるし、いろいろ手伝ってくれるから委員会活動は本当に助かってるんです」って。先生～、違いますよ～。それはあなた様に会う口実をもうけるための企みですから、乗っちゃダメ。親切ヅラしてうまいことやってるなあ、あいつ。昼ご飯を食べに帰って、またいそいそと出かけていき、夕方になっても帰ってこない我が息子よー。午後からは秋の文化祭だかなんだかの取り決めがあるからクラスの代表の子たちとミーティングなんて言っていたけど、まったくまったく。「不登校じゃなくて不下校になりそう」というほど学校好きってどうよ。それとも、我が家の居心地がそんなに悪いんだろうか???

  2008年08月28日

• 宿題大詰め

  うちのおバカちんのことは、もういいのだ!!←かなりお怒りモードの私よ友人が、子供の絵の宿題にちょっとアドバイスちょうだいというので、我が家に来てもらった。まだ下描きだからといいながら、小さい紙にきちんと絵が描いてあって、なんと生真面目なおじょうちゃんよ!!とおばちゃんビックリ(なにしろうちでは、画用紙にだって下描きなく、いきなり絵の具でざくーっと描いては失敗するという繰り返しなんだもん)。お母さんは「こんなマンガみたいな顔しか描けないけどいいの?」なんて言う。うんうん、私たちの子供時代には考えられなかったけど、最近の入選作見てても女の子の絵ってみんなこの傾向なんだよね。安易といえば安易だし、みんな同じ感じだからちょっとつまんないけどね(笑)。ま、それは置いといて…この子の絵は毎年夏に見ているけど、小学校中学年の今年は特に成長が見られて感心。夏の宿題ではあるけど、自由にのびのび、描きたいこともちゃんとわかるような絵だったし。塗るのが面倒とか細かいところはどうしようなんて思うと宿題の絵なんて窮屈で退屈で仕方ないけど、「全部絵の具で塗らなきゃ」と思わずにラクーに構えたら、少しは絵を楽しめるはずなんだよね。というので、細かいところはペンでやっちゃいなというのと、紙面が単純にならないようにアクセサリーをプラスすることをアドバイス。「あ、そっか!!」と、彼女の口からも「あれを描き加えたい」「こういうの描いてみたい」とアイデアが出てきて、あっという間に画用紙に下絵が完成。うーん、いいよぉ。Nちゃん、色を塗ってみて困ったらまた連絡ちょうだい。真面目にうんうん悩むと、せっかくの絵が楽しくなくなるからねー。

  2008年08月27日

• あにき

  3者懇談の日。担任はちょうど同年代の子供を持つ男の先生。イカツイ系の外見なのだが(すんません)とっても細やかで、クラスの様子もよく見ていてくれている。KAIのことも高く買ってくれていて、「友達関係は言うことないし、勉強も心配ない。それよりこの子にはどんどん好きなことをやらせてやってください」とおっしゃる。ありがたい。家ではほとんど勉強しない分、学校では先生によく質問しているようだし、わからないところは積極的に友達にも教えてもらっているのだとか。うちは余分な教育費払えないんだから学校を有効に使いなさいと言っていたのをちゃんと守っているのだな。ははは。気分よく教室を出て、ちょこっと学校探検をした。ここは私の出身中学なんだけど全然記憶がなくて、まるで初めて歩く校舎みたいだ。廊下で若い兄ちゃんに会った。髪の毛をくいっと立てた、なんかちょっといい感じ。3年生かな、いや、卒業生?すれ違い様に「おーー」と言ってＫＡＩとハグしてる。あれ、誰?と聞いたら、それは体育の先生だった。いーなー。あれが先生?!私、もう一度中学生に戻りたくなったわ。

  2008年07月03日

• あの会社を見直す。ほ～っ。

  うちの子のやる気は「ゼロ」だと判断して、中学生になって会員になったベネッセ中学校講座の退会手続きをとった。塾にも行ってないからせめてこれぐらいは・・・というので月々5000円程度の投資をしてみたのだがやらないやつはやらないのだ。早く気づいてよかった。で、「もういいわ。別に私、勉強してくれなんて言ってないもんねー」と、サービスダイヤルの音声ガイダンスに従ってちゃちゃっと退会手続き。友人から「早めに申し出てないと手続きに時間かかるよ」と聞いていたのが、これですんなりと完了みたいだった。半年分をまとめて納金していた、その返金があるとすぐにはがきがやってきた。何月号でやめるのか確認手続きがあるのかと勝手に思っていたこちらとしては、意外なほどあっけない。残りは2回分だし、その返金手続きもなんとなく面倒だなあと考えてコールセンターに電話。納金分まで教材を届けてもらえないかと相談してみた‐‐‐‐らどうよ。想像以上に丁寧な応対で、これまで教育関連会社から失礼きわまりないセールス電話を受け続けてきた私としては感心しきり。先方ではもう手続きに入っているという、それをこちらのわがままで変更していただくというのにきちんとした対応で、退会したとしてもこういうサービスは受けられますよということまでちゃんと教えてくださった。会員規約をまったく読んでいない私のような親は初めて聞くことばかりで「辞めても安心」みたいな(笑)これが親の信頼感を勝ち取る手段だとしても、いやいやいや、スタッフ教育ひとつとってもなかなかできるものじゃありませんぜ。そういえばつい先日、この会社トップクラスの某お方と接する機会があったという知人から「実にすばらしいお人柄だった」というのを聞いたばかりだった。彼女もこのクラスの企業といえばなんとなく鼻持ちならない成金会社の(うわーうわー、失礼っ!!!)イメージを持っていたのが払拭されたとか。私もですよ。別にベネッセの商品をPRするわけじゃないけど(しかも辞めちゃうし)、サービス体制や情報が充実しているから、これから入会をと考えてる「やる気のある子」にはおすすめ。うちのように塾に行かない子でも受験に対する最新の傾向なんかをきちんと把握することはできたものね。ダテに教育会社をやってないぞって感じ。ということを退会手続きをとってから認識したのでした。

  2008年07月01日

• 未来

  高校のオープンスクールが中学2年からスタートするなんて知らなかった。毎日のようにいろんな高校からの案内の紙を持って帰るのだが、まだ1枚も申し込んではいない。1校だけ行ってみたいところがあったのだが、その日は個展の搬入になりそうなのであきらめた。その1校というのが、なんとなんと農業高校だ！去年までは「とりあえず大学行きたいから（←彼はそこで映像か文学か民俗学を学びたかったのだ。もうこの時点で進む道を決めかねてる感じ）」の理由で普通科を志すつもりでいたのだけれど、この春の奉仕活動を通して「オレって力仕事に向いてるかも」と工業高校に心移り。だが、待て待て。ただ力仕事をするなら別に工業高校出なくてもバイトでいいし……などと考えあぐね、最近になって浮上してきたのが「オレは米が作りたい！」。虫が苦手、泥水もあんまり好きじゃない男が農業か?とつい現実を考えてしまうのだが、国の自給率を憂う私としては大賛成。アイガモ農法やってみたいという、それも嬉しい。ただ、身内に農家はひとりもおらず、将来の働き口ってどうなるんだろ。農地って簡単に手に入るものなのかとか、やっぱり現実的なところも見てしまう。実際のとこどうなんだろうか?最近わかったのだが、「米を作りたい」というのはなにも今思いついたことではないらしい。小学校時代。担任の先生が花壇（クラスごとにスペースがあり、花や野菜を育てている）に水を張って泥地を作り、そこで昔ながらの稲作りを体験させてくれた、それがベースにあるようだ。当番などを決めてきちんと守らせるタイプの先生ではなかったので、夏休みも大抵の子は知らんぷり。そんな中でKAIは学校に行っては先生と鳥を追い払ったり草を抜いたり――そういえば毎日のように田んぼの様子を報告してくれてたっけな。田んぼが休みの時には絵を描くのだと。現実はそんなに悠長なものではないだろうけど、KAIの性格からするとあくせくしない人間らしい仕事が向いているのだろうとは思う。来年はまだ「農業高校受験する」と言っているだろうかな。

  2008年06月24日

• インターンシップ

  最近の中学校では「職場体験」なんかもやるんだそうな。期間は3日ぐらいなんだろうけど、今日、学校でその希望調査があったとのこと。病院、老人福祉施設、ペットショップ、ファーストフード店、スーパー、保育所……ぐらいは何をするのか想像はつくけど、「不動産屋ってのがあったんよ」。は?不動産屋の職場体験ってなに?売り物件の掃除とかするのかな。それともお客様を現地にご案内（まさかな）。それで、KAIはどこを希望したの?「第一希望は美術館で、第二希望は寺社」。はあっ?神社?お寺?それ、なにするの?朝4時ぐらいから掃除とか座禅とか?たまたまKAIの仕事で打ち合わせに来られていたディレクターさんも興味津々。美術館じゃなくてぜひとも寺社で職場体験してほしいよなあ。期間中は寝泊まりもさせてもらいなよー、と。それにしてもなんでその希望にしたのかと聞けば、「将来、寺や神社に就職することはないと思ったから、いいチャンスだと思って」。うーん、正しい。希望者が少ない場合はそこでの体験はなくなるらしいのだけど、性根の腐った生徒みんな送り込んで根性たたき直してもらいたいもんじゃな。

  2008年06月09日

• ママ友

  ほとんどメールだけの関係になってしまった人もいるのだけれど、引っ越していった人や習い事で出会った人なんかも含めて、幼児期から小学校からとママ友のつきあいは細々と続いている。ただただ可能性にかけるのは小学校時代までのこと。中学生になると親の対応もおもしろいほどに差が出てくるんだなあと実感。いろんな芸事をどれも本格的にさせていたのに「うちの子やっぱり才能ない」とキッパリ辞めさせちゃった人もいれば、結果は出せずとも「そろそろ本腰入れてくれるかも」と希望を継続させる人もあり。私なんぞ、努力だけではいかんともし難い才能とセンスは中学生にもなれば明確になるはずだろうと思う派なので、そんな温かい目では子どもを見られない冷めた母親だ。子どもに投資するほどの余裕もないからあきらめも肝心と思うよりほかなく、いろんな選択肢と期待を持てるママ友を正直うらやましいとも思う。実際は才能なんかじゃなくて、親の切なる期待に応えようとする子どもが伸びていくものかもしれない。だとしたら私、失格（笑）。

  2008年05月14日

• あげましょうか?

  家庭訪問の日。毎年、少しぐらいは掃除しなければ!!と気持ちだけ焦るのだが、今年の担任は前もって「部屋には上がりません。玄関先で済ませます」と宣言。西郷隆盛似のどっしりとした先生で、去年は隣のクラスの担任だった。事務的な確認事項と世間話を少々。去年の担任から「一家に一人ほしいタイプの子」と伝えられていたと笑っておいでで、「その通りでした。実にいいキャラクターです。おもしろい」と。ははは。この「一家に一人ほしい」は小学校の頃からよく先生方に言われていたなあ。あげましょうか?これでなかなか、苦労させてくれますよ。

  2008年04月21日

• 英検の結果

  先月末に行った、KAIの英検3級2次試験の結果が返ってきた。こりゃダメだと思っていたのに反して「合格」。しかも満点に近い高得点!!筆記はダメだけど、その分、耳と口だけは成長していたんだね。会話中心の勉強がやっと生きたよ、うううう……。これまでの投資も報われました。次は準2級に挑戦か。ま、ボチボチいきましょう。

  2008年03月06日

• 2次試験の結果は…

  KAIの英語歴はムダに長い。3歳の頃にはアメリカ人を招いてお子ちゃま英会話を習ったりもしたのだが、結局「食べる」とか「寝る」とかの簡単な動作と、あとは色や数字や動物の名前を覚えたぐらい。幼稚園の頃にはアメリカの大学で勉強していた日本人から単語のつづり方を教わって、以来自分の持ち物には「KAI」と書くようになった（その程度）。小学生になるとオーストラリア人からたれ流し的に英語を聞かされ、それに英語で答えるというレッスンのおかげで耳だけは育った。何を言っているかは理解できるので、OKかNOか、簡単な単語を並べて答えるということはなんとかできるようになった（やっぱりその程度…うぅ…）。それで中学の英語ができるかというと、それが全然（当然か!!）。文法を軽視した英語教育はテスト向きではなく、単語の綴りもまともに覚えちゃいないので、ケアレスミスの多いこと。もっとも「それでいいのだ」と、とりあえずしゃべれることを聞けることを優先してきたんだから仕方ないわな。中学に入って最初に受けた英検4級はなんとなーく受かったので、続いて3級。ダメで元々だったのがこれまた1次試験にギリギリで合格してしまったのだ。そのテスト結果というのが散々。文法については半分以下のできで、リスニングでフォローできたから受かったようなもの。実力がないのは歴然。そして本日2次試験。一人ずつ試験官と英語で対話する方式らしく、提示された英文を声を出して読み、内容について英語で問われ、最後に個人的な問題が出されるんだって。緊張しながら会場に向かったKAIだけど、出てくる時には自信満々。オレ、合格したかもーと言うんだけど、「最後の問題で正月に何をしたか聞かれたから、スゴロクを楽しみましたと答えたわ」。え、正月について聞かれた?今頃そんな質問する?「ぼーっとしてたからよくわからんけど、NEW YEARに何したかって聞かれたと思ったから…」「それって、もしかして今年の抱負でも聞かれたんじゃないの?」「あ、そうかも。うわー、不合格じゃわー」。たぶんな（涙）。

  2008年02月24日

• 卒業制作展

  某私立高校の卒業制作展を見に行く。先日の県下高校の総合的な展覧会で見た技術の高さは果たしてホンモノか?ここの特別芸術コースのレベルを、きちんと確かめておきたかったのだ。結果として。先日受けたような感動は残念ながらなかったんだよねー。鉛筆デッサンはしっかりしてたけど、そんなに魅力がある作品はなかったし（ゴメン）、これならKAIとレベルとあんまり変わらんかなとも思えたし（ゴメンゴメン）。ただ、迎えてくれる生徒たちの対応がとってもいい感じで、おばちゃんには好感よ。ここの特待生はどれぐらいいるの?男の子の割合は?卒業後はどんな進路?と、矢継ぎ早に質問してもちゃんと答えてくれるし（←私の突撃取材にKAIはちょっと引いていた）。たまたま知り合いに会って、「ちょっと偵察に来た」と告げると「ここに決めなさい。ぜったいいいから!!」と太鼓判。なんでも、最近いい先生を引き抜いて採用したからレベルが上がっているんだとのこと。その先生まで紹介されてしまったけど、まだまだ受験まで2年あるし～。やっぱり県立のJ高校が第一希望かな、と言っていたKAIは「ここ、気に入ったわ。だけどうちの経済力じゃ特待生にならんと入れてもらえんのよな?」。とーぜんですっ。女子がほとんどという構成が気に入ったのはわかるけど、3年生の研修旅行はフランスとかいうそんなブルジョアな学校、庶民は行けないんじゃ～!!

  2008年02月16日

• 道はこんな風に決まっていくものかもしれない。

  熱っぽくて外出はひかえようかと思っていたのだけど、天神山プラザで開かれている「I氏賞選考作品展」を見たくて出かける。去年だったかな、ギャラリーで個展を見て「すごい!!おもしろい!!」と思った片山高志さんの作品もノミネートされているとのことで。全部で9人の方が選ばれ、ここから受賞者が絞り込まれるということらしい。岡山県ゆかりの新進気鋭の美術作家を支援育成するための賞、これが第一回目。知ってる名前もあり、初めて見る作品あり。うぉー、すげー!!とまでは思わなかったけど（笑）、選ばれた9人は実力ある方なのでしょう。天神山プラザの1階と地下では「岡山県高等学校美術展」を開催中。春から2年生になるKAIと、最近よく進路の話をするようになってたとこ。どこの高校がどういうレベルなのかを知るためにもいいかなと入ってみた。最近の高校事情は知らないが、よく聞くのは「美術やりたいんならS南高校がいいんじゃない?」というの。ここから美術系の大学進学は多いと聞くも、これまでここの学生の作品でいいと思ったことは正直一度もない（苦笑）。進学のための絵画教育だからなのか、あんまりピンとこないのが事実。O工業のデザイン科も老舗だな。知り合いの何人もがここの出身でみんないい腕を持つ。が、最近、この科の質がどうなのか知らない。何年か前に工業系デザイン科の合同展を見た際は、定員割れになっているはずの別の高校の作品が光っていた記憶が…。てなことを思いながらね。まあ、高校によってこんなにレベルが違うのか!!!私の出身A高校は美術に弱いのが明らか、なんともおそまつ。その点、S高校は市内の進学校の中ではなかなかいい線。さらに光っていたのはJ高校。ここはスポーツも学業もバランスのとれた進学校だ。そしてそして、KAIも私も「ここいいわ!!」と俄然注目してしまったのは私立のM学園。実は。M学園に関しては失礼ながら少しばかり見下していたのよね。最近スポーツや音楽で必死でイメージアップ図ってるよなあと冷たく見てたから、知ってる人の子どもが部活動での活躍が認められてこの学校に入学したと聞いても「なんで?」と思ったぐらい。最近になって「あの学校の人気が高まっている様子」と聞かされて、へーっ!!!今日の美術展でなんか納得。特別芸術コースというのがあるとのこと。特待生にでもなれれば学費免除か。大学入学の費用も負担してくれる制度もさすが私立。うちにはもってこいなのかも。すでにKAIの気持ちはJ高校とここに定まりつつある。うーん、考える。うーん、うーん。←学費のことだけすごく気になる。

  2008年02月09日

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