粋なはからい
早朝のラジオでKAIの名前を呼んでいただいた。8歳の頃からKAIのことを気にかけてくださるディレクターKさんから「放送を楽しみにしていてね」とメール。どういう内容かはまったく聞いていなかった…のが、わーぁ、なんて粋な演出ざんしょ。時代劇メドレーに載せて、時代劇の絵を描いているKAIという少年がいて、直島で個展をしていますということを紹介してくださった。先日、アナウンサーの方から直々にKAIに電話があり、絵のことや個展のことをいろいろ話していたのが、ぎゅっと凝縮してわかりやすくまとめられていた。さすがプロ。ラジオだから絵は見えないのにちゃんと伝わってる!!うれしい、うれしい。表現力も技術もあるのに埋もれてしまっているアーティストが多い中、こうしてスポットを当てていただけるというのはなんとありがたいこと。才能も持たず、人としての魅力があるわけでなく、というのは本人も家族もよくわかっていること。どういう巡り合わせか、支えてくださる方々が次々に現れ、しかもずっと温かく見守り続けてくださっているのが不思議な感じ。よほどの賞をとるか精力的な活動をしない限りは、年に1,2回程度の作品展しかしない個人の名前をこれほど知っていただけることなどあり得ないものね。マスコミの力の大きさを、しみじみと感じるこの頃。