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丁寧な暮らし

丁寧な暮らし

2020.10.29
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カテゴリ:おしん
水辺で雄と遊ぶ竜三

それをおしんが嬉しそうにみている。

台車を押して竜三、おしん、雄がひさのいえにもどってくる。
竜三を見て驚くひさ。
「田野倉さん、あんたしゅっぱつのばしなさったのか?」
照れ笑いをする竜三。
「満州へは行かないって」とおしん。状況を察したひさが、笑顔でおしんをみる。
おしんも笑っている。

ひさのいえの居間
「けど、よう決心なさいましたな」
「魚の行商があげんきつかとはおもんかったです。」
「でもな、田野倉さん、それはな、おなごやよってできるんとちがいますか。
 おなごは、愛情が深いだけにつよおもなれるんですよ」
二人の話をリンゴを向きながら笑顔で聞くおしん。

ひさは、竜三もきたことだし、いつまでもひさのいえにおらず、
おしんに店を出すことを進めた。
良い物件があってめぼしをつけていたそうだ。

翌日、物件を見に行った。
半年前、畳やがあった物件であった

おしんは、店に入ると、すぐに店の展望を話し出した。
竜三には、魚の運搬を頼むことにした。

細かい道具だのなんだのの荷物を運ぶびこむひさと、おしん
「おたいはな、他人やとおもってへんで。これからもな、困ったことがあったら
 なんでも相談にきてや」
「あ、そうだ、田野倉さんが魚仕入れるんやったら、荷車いるんやったな。
 買うたらまた物入りやし、当分うちのつこうとき」

矢継ぎ早に提供してくれるひさに、恐縮したおしんが
「いえ、そんなことまでは、、」というと、
「おしんちゃん、人間はな、人の厄介にならねばならんときがある。その代わり、あんたやて人の面倒みんならん時が来る。 世の中はもちつもたれつや。それでええんや」
「はようあんたも人の面倒みんようにならないかんな」
ひさがそういうと、
おしんは、嬉しそうに
「はい」といってほほ笑んだ。

おしんと雄の荷物や、樽などをひさのいえから、運び、いよいよ
おしんと竜三、雄、3人の親子水入らずの生活が始まった。

竜三が部屋を掃除した。
竜三は雄の面倒も見ている
「夫婦で力あわせんば。男もおなごもなかよ」
おしんはしみじみと
「震災以来よね、親子水入らず。長かった、、この4年間、、、」
そういってうつむいた。
竜三は、おしんに、
「この町一番の魚屋になる、おいはもう迷いはなか、」

果たして店がうまくいくかどうか、おしんにはまだ自信はなかった
しかし、竜三がそういうおもいになってくれただけでおしんは嬉しかった。

かいがいしく荷物を片付ける竜三をにこやかに見つめるおしん。

※大嫌いな竜三が、また、口で調子のいいことばかり言っている。
 おしんは、そういうのに弱いので、いつものきびきびさがぬけて
 なんとなく「女」になってしまう。
 東ちづるあたりがやったら、うっとおしくないのだけど、田中裕子さんがやると、
 なんか、生々しい。
 「あなた「という発音がなまっているからか、違和感あるし。
 おしんの子供編と、おばあちゃん編は、「女」系の人ではないのですが、田中裕子さんだけ、
 異質だ。
 男にしなだれかかるときに、「違う、」小林綾子ちゃんじゃない、と思うし、「嬉しい」とかいうとき
 に、媚びてる感があって、これは絶対に将来の乙羽信子さんじゃないって思うのだ。
 多分私は、田中裕子さんとは、お友達にはなれないと思う。あのうすぼんやりとした顔で、からみつく
 ようにみつめるのは、どうも、無理で、友達だったら、「やめときなよ」バチンなんてやりたくなる。
 
ひさが、めちゃくちゃよいひとなのだ。
おしんには、鬼婆といい人が極端に表れる。
この鳥羽、伊勢編はいい人ばかりである。
なんといったって赤木さんが筆頭だ。

しかし佐賀はひどかった。
人間としてどうよ、てきな鬼婆だった。





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最終更新日  2020.10.30 10:09:18
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