茶碗を叩けば餓鬼が来る。
今日は好天に恵まれ朝から温度は鰻のぼり。結局は日中の最高気温が30度、4月としては記録的の様。今日は有田焼陶器市の前夜祭、別に普通で言う本番前の夜に行う行事ではなく朝から通常通りに行われる陶器市。多くの方は5月1日~5日までの本番に行かれるけどうちは行くときは必ず29日の前夜祭に行くこととしている。理由はまずそんなに激しい渋滞に巻き込まれない事、品物を店頭に並べ始めたばかりなので掘り出し物や置き違いや、売り子の方々も疲れがみえずやる気満々なので明るくて気持ちがいい事。5日頃に行くと品数は幾らか減ってきているし、まず掘り出し物はほとんど皆無。売る方も5~6日も経つと疲れが見えてくる。でも値切るにはこんな日の方がいいのかも。売り子の中には茶碗を叩いて見せてこんなにいい音が出るよと言ってみたり、丈夫さを誇示してみたり。昔、小さい頃は「茶碗を叩いたら餓鬼が来る」と言われたもの。言わば静かに食べなさい、おとなしく落ち着いて食べなさいとのしつけのつもりだったのでしょう。良く親や親戚から言われたもの。有田焼について言えば幾らか寂しい思いで帰ってきたのは私だけでしょうか。時代の流れ、現代の風潮として他で旨くいったものは何でも取り入れてしまうと言う事にでもなってしまったのでしょうか。うまくそぐわない、マッチしない、違和感を感じる、そんなものが目に付いてしまいました。それと人が集まるから何でも売ってしまえ的なところが見え隠れしてたような気がしました。