日本語の意味深さ
日本語も難しさと面白さ、意味の深さをつくづく感じます。日本人の物の考え方や国民性、文化はこんな所から創られてきたのでしょうか。日本の言葉から新たな日本人を見れたら私にとっては大発見です。よく日本人は自虐的とか、宗教にしても仏教国と言われながら小乗的で西洋的で訳のわからないつかみ所のない奇妙な国民として見られたりしてますが、言葉を勉強していくと案外そういう理由もわかりますし、日本のよさや国民性の素晴らしさを再認識しそうです。琉球新報に掲載された「正しい日本語」 正しい日本語が使えない。言葉の意味も誤って理解している。文化庁の日本語に関する世論調査(20日付朝刊1面)の誤用例に、身に覚えのある人も多いのではないか ▼調査によると、「気が置けない」を「相手に対して気配りや遠慮をしなくてはならないこと」と全く逆の意味でとらえた人が40・1%。言葉は意思を相手に伝える手段。誤解されては意思の疎通は図れない ▼優れて他と違って感心なことをさす「奇特」は49・9%と半数は理解しているが、「奇妙で珍しいこと」とした人が25・2%と四人に一人。これでは「奇特な人」に申し訳ない ▼「役不足」「確信犯」「流れに棹(さお)さす」は約六割が意味を誤って理解している。筆者も新聞記者になりたてのころ、「汚名返上」を「汚名挽回(ばんかい)」として恥をかいたことがある ▼「閑話休題」。別の話に持っていきたいときに使われることがあるが、正しくは横道にそれた話を本筋に戻すという意味。ちなみにこの言葉を見たり聞いたりしたことがない人は60・8% ▼言葉も時代とともに変わるもの。が、それが乱れにつながってはいけない。調査では八割が現在使われている言葉は「乱れている」と認識している。言葉の乱れは人間関係にも影響するから要注意だ。私ももっと学生時代に日本の言葉を勉強しておけばよかったと反省しています。英語を学ぶ前にチャンと理解しておかねばいけませんでした。大いに反省。