三年早く、二年ほど遅い
三年早く、二年ほど遅いやはり自らの評価は誰しも大きく、正しく、早いと思っています。つまり過大評価で、尊大で、誰よりも正しいと。他人の評価は厳しく、辛く、過小評価。こんな言葉の発見です。『少年は親たちが思っているより三年早く大人になっている。しかし、自らが考えているよりは二年ほど遅い。ルイスハーシー』多感な中学生時代、つまり第2の成長期、第2の反抗期と昔は表現していたものです。子供扱いする大人たちに何につけ反抗を試みていた時代です。今、振り返ってみると滑稽にさえ思えます。子供達の過去を振り返ってみてもまさしくそうです。子供扱いする私に反抗することが、彼らが大人に脱皮する瞬間だったのですね。子供達は自分が既に大人なんだと認識していますから、ぶつかって当然です。ちぐはぐな発言や的外れの行動をしますが、本人たちは当たり前、認知される言動と思っていますから当然、周りの大人との軋轢は当然です。大人の方は、まだまだ子供と思っていますから余計に拍車がかかってきます。子供にとっても、対する大人にとってもそんなやりとりは貴重でお互いの人生にとっても無駄ではなさそうです。大人だって何時まで経っても決して完全にはならないわけですし、子供にとっても対する大人の感情や言動は彼らの成長に極めて大切なものです。或いは、今でも日常的に繰り返されていることかも知れませんね。『少年は親たちが思っているより三年早く大人になっている。しかし、自らが考えているよりは二年ほど遅い。ルイスハーシー』