カテゴリ:四季折々の写日記
関西の花のお寺といえば名前があがってくるほどに、そこは名所になっている。
庭とお堂との釣り合いがよいのか、花の見せ方が上手いのか、よく知らないけど、花期の二週間ほどはたいそう賑わう。 最寄駅に降りたので寄った。寄ってみようかという気になったのは私がジョガーだからで、寺は往復で3キロを越す辺鄙なところにある。 花は五月の花。いまの時期に立ち寄る人はまずいない。 案の定、境内には人影なく、しんとしていた。 花のないことが、強調されているようだ。一年は五十二週間。そのうちの二週間だけある花は、残りの五十週間、のべつ幕無しに花のないことをにおわせている。 いっときだけある花は、よいものだろうか。 スポーツで栄光に輝いた人とか、一発屋と後ろ指さされてる芸人とか。華やかな一時期のあったことが、その他大半に陰を落とす。 大きな不幸はその処理に難しいが、大きな幸せもまた同じなのかも。 その花木の下で、秋海棠が咲いていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.09.21 06:51:59
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