救世主ポケモンジェット
2005年7月7日、a.m.7:07・・・いつもと違う朝の空だった。薄い雲が空全体を覆い、なぜかその雲が淡く虹色に光っていた。東の空も、西も北も南も・・・さらに東の空は、夕焼けのような赤が加わっていた。そして・・・それは現れた!! ブラックメタリックの巨大円盤型UFOがざっと10,000機が空全体に突然出現したのだ!!! 主な先進国の首都上空は、もれなく占拠されていた。そして、一気に、レーザー破壊光線が火を噴き、都市や、軍事基地を破滅的に破壊していった。降伏するしか、人類が選ぶ道は無かった。民間機でさえ、ほとんどが破壊されていた。この時間、福島から成田へ向かって飛行中だったポケモンジェットの中でも、転送進入してきた宇宙人達に占領されかかっているところであった。自動翻訳機を通して伝えられた彼らのメッセージは、乗客たちにとって、震え上がるものであった。なんと、このデザインが気に入ったので、外見をこのままに、一瞬にして改造し、司令船として使うと言うことであった。お前達は、家畜の餌として連れて行くという。絶望の闇に包まれかけたその時であった!! いかにもひょうきんそうな一人のスチュワーデスが、『ぼく、ピカチュー☆』といいながら、ピカチュウ音頭を歌いながら、踊りだしたのだ!!なぜか、宇宙人達は、突然ひれ伏し始め、地球に来ていた全UFOの宇宙人全てが、いっせいに、ポケモンジェット周辺に集合したのだ。実は、彼ら宇宙人にとって、ピカチュウの姿は、彼らの神そのものであり、ひょうきんスチュワーデスの踊りも、彼らにとっては、神々しいまでの神の振る舞いに見えていたのだ!!彼らは、地球侵略をあきらめ、一人のひょうきんスチュワーデスと、ポケモンジェット一機のみを連れ去り、おとなしく母星へ帰っていった。地球は救われたのだ!! ありがとー、ポケモンジェット、そして・・・お元気で・・ひょうきんスッチャン★☆