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カテゴリ:世相一般。
↑ 写真はNYタイムスよりお借りしました。 *わが防衛省は米国防省の出先機関ではない。 就任したばかりで国会での所信も済ませていない小池防衛相が、『すわ、一大事!』とばかりに臨時国会をすっぽかしてアメリカへ飛んだ。これを野党のみならず党内の山拓も不見識だと噛み付いたが、国会よりも対米従属の方を重視している安倍ポンは例によって小池を擁護した。 このパターンは久間前防衛相のときと同じで、安倍には凡そ進歩というものがない。 久間放言を安倍ポンは当初「アメリカの立場を説明したものと聞いている」と庇った上で何ら問題はなしとした。 随分たって、被爆者団体ら世論の追求が納まらないことを知った安倍は久間をクビにし、それでも尚「安倍降ろし」の声が高まる一方だと知るや、広島でも長崎でも久間発言を詫びて回ったのである。赤城にしろ誰にしろ、全てが全てこのパターンだ。 「馬鹿も休み休み言え」と言いたくなるが「馬鹿につける薬はない」のだ。 小池は「私は日本のライス」だから差し詰め「マダム・寿司」だとオヤビンたちの前で演説したそうである。政治信念も何もなくあちこち飛び交い渡り歩いた末、突如として安倍ポンの窮余の一策としての防衛相就任であるからには、小池はわが国の伝統食=寿司などである筈はなく、マダム・バタフライ、いや「マダム・毒蛾」と呼んだ方が好ましいだろう。 秋の臨時国会では当然、小池の「本末転倒の渡米」は追求されるだろう。むろん、改造後も閣内に留まっていられたら、の話だが。 ============ 馬鹿な首相をなぜ辞めさせないのだ『日刊ゲンダイ』8/9 国民にノー!を突きつけられたにもかかわらず安倍首相が「続投」を宣言し、政権に居座りつづけることに日本の大マスコミは違和感を抱いていないようだ。内閣支持率が20%台前半に落ちた調査結果をそのまま伝えたり、内閣改造するとか臨時国会前倒しするとかの解説に終始しているだけだ。ここまで国民の支持が落ちたら、「首相は辞めるべきだ」と一斉に「辞めろ」キャンペーンを張るものだ。欧米のメディアならそうする。この異常な政情をなぜ傍観しているのか。この国の大マスコミの危機意識の欠如には呆れるほかない。 ============ *高校野球の選手宣誓を聞いた。手元に原文がないが、私の感ずるところではあれは「大人の作文」そのものである。 「全国xxxx校の代表として・・云々」「ひたむきに」「白球を追う」等々まるで新聞記事の切り抜きのような常套句・決まり文句・美辞麗句のオン・パレードであるから、もしあれが本当に宣誓した彼本人の作文であったとしたら、彼には若さも青春の欠片もないと言っていい。宣誓後彼は「一箇所間違ったが自分としては百点の出来でした」とインタヴューに答えていた。自分の言葉だったらそもそも「間違う」も何もないだろう。 野球留学その他で高野連は当該各校に厳粛なる反省を強要したが、本来一番反省するべき「高野連」「朝日」「毎日」そして「NHK」は何か一つでも反省自戒しているのか甚だ疑問であり、恥ずることを知らない点では相撲協会とよく似ていると思う。 ============ 2007年08月09日 『日刊ゲンダイ』掲載 新農相にも緑資源マネー 松岡利勝、赤城徳彦の前大臣に続き、後任の若林正俊農相(73)までが、官製談合で摘発された悪名高き「緑資源機構」とつながっていた。若林大臣の政治団体が緑資源機構の受注業者でつくる政治団体からパーティー券代として計22万円を受け取っていた。安倍内閣の環境相の若林氏は、事務所費不正で更迭された赤城前農相の後任として農相を兼任することになったが、その直後の今月3日に慌てて全額を返還したという。 ============ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年08月10日 21時15分45秒
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