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カテゴリ:徒然
昨日は奥さんと朋也と一緒に川崎の友人宅に遊びに行きました。
友人のところには、うちの朋也よりも数ヶ月お姉ちゃんの子がいて 朋也も凄く楽しそうでした。 で、一緒に昼食を食べたときに、ふと目にした朝日新聞に気になる記事が・・・ 「キヤノン、SED新工場白紙へ 米社との特許訴訟もつれ」 SEDとは、薄型テレビの種類の一つなのですが、ブラウン管と動作原理が非常に 似ており、見やすく・きれいということで、液晶テレビやプラズマテレビに次ぐ 新技術として期待されていた技術です。 以前、シーテックという展示会でデモを見たときは非常に感動したものです。 一応、フラットパネルディスプレイ業界に従事する者としては、楽しみにして いたのですが・・・。 訴訟元のホームページを見たら、訴訟元はSEDに関わる重要な特許を持っており どうやらキヤノンは以前からライセンス契約を結ぶことで、この特許を回避して いたようです。 で、キャノンは去年、東芝と合弁で、このSEDを生産するための子会社を作った のですが、訴訟元は、東芝(または合弁子会社)に対して特許使用料を払うよう に要求しているようなのです。 一応、合弁子会社は株式の50%+1株(つまり過半数)をキヤノンが有しており 日本の法律上はキヤノンの子会社であるため、キヤノンの持つ特許使用権が 合弁子会社にも継承されるというのがキヤノンの立場らしいのですが 訴訟元は、50%+1株という絶妙な株の案分が、特許対策としてキヤノンと東芝が 便宜上設定した数字であり、実質は東芝の同意がなければ合弁子会社の 経営重要事項の決議ができないためこの合弁子会社が特許委技術を使うのは 契約違反だと主張しているようです。 (実際にキヤノンと東芝の合弁事業合意書には双方の同意の下に事業運営する ことが決められているようです。) 英語の趣意書だったため、少し解釈は間違って読み取ってしまっているかもしれ ませんが、なんというか、こんなことでSEDが開発段階で終了してしまうかも というのは悲しいことです。すごくいいものなのになぁ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 31, 2006 09:45:11 AM
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