引越と断捨離
今から約3年前の2018年秋、娘家族マンションと私達夫婦(と息子、の3人)の戸建てを交換することに決めました。
孫たちが成長してきて、それぞれの個室が必要になりましたが、マンションの間取りがそれを阻み、また荷物も増えてくるけど、そのわりに狭くて娘たちは苦労していました。
一方、うちは3人で、しかも息子は独立間際でしたから、夫婦2人で広い家はもう必要なかったのです。
正直、掃除や窓拭きが大変で、もて余しぎみでした。
戸建てに対する執着もないし、元々、高齢になったらフラットなマンションが好都合、と思っていました。
2019年、戸建ての水回り等のリフォームのために、私達夫婦はいったん、近くの賃貸に仮住まいしました。
ちょっどその頃、息子も再就職が決まり、職場近くで一人暮らしを始めました。
戸建てを明け渡すために、物凄い断捨離をしました。
これが大事業でした。
31年間、溜めるともなく溜め込んだ物ものモノ…。
ピアノ、お琴、三味線、は専門業者に買い取ってもらい、
夫の大量の本はネットで見つけた古本屋に買ってもらい、
「いつかはいるかも」と思って置いてた台所用品や普段使わない食器やその他諸々は処分。
同じような道具が3つ4つとあるものは、1つにし、
服も(服はこれまでも整理してきたつもりでしたが)まだまだあった、買ったけど着ない値札がついたままの服、もう流行遅れだけど、まだ綺麗し気に入ってたので捨てられなかった服、(結局ずっと着ない)
夫の流行遅れのスーツたち、いつか履くかも?の靴やブーツ、
ぜーんぶ捨てました。
地下の物入れなんて、中に何を入れてたか覚えてなく、今回全部引っ張り出してみて、よくこんなガラクタ置いてたもんだ、と一人笑ってしまいました。
そんな中、どうしたものか思案して、結局 戸建ての片隅に置いてきたのがアルバムと着物を入れた桐箪笥です。
これは、方策を考えて、仕事を辞めたら、取り組もうと思っています。
そして2019年、娘たち家族はリフォームした戸建てに移り、今度は空になったマンションを全面リフォームし(これは考えるのが楽しかった!)、そして去年3月頭に私達夫婦は、仮住まいからマンションに引越しました。
ちょうど、コロナが騒動になる直前で、無事にすべての「民族大移動」が終了した次第です。
60に入り、良い時期に終活ができたと思っています。
生活に困らない程度で、そして老いても苦なく把握や管理ができる生活ができたらいいなぁ、と思っています。