酒は水、水は水でも狂い水

この日の店の営業は、明日に控えるＮひと＆Ｓあやの結婚式のお祝いの空気満載な１日でした。
営業の前半は、お祭り関係者が普通に飲みに来て、勝手に「Ｎひとの結婚式の前夜祭」ってことでみんなを集めて飲んでました。
酒も進み大盛り上がりの中、さすがと言うべきお祭り団体Ｓ龍會の先代の頭Ｍさんが「猫ひろし」一気コールなどを生み出し、大いにみんなに笑いを提供してくれました。
さらにＭさんが最終的に飲んでいたお酒は『焼酎のポン酢割り』でした。酔っ払っていたＭさんは、ポン酢焼酎のグラスを見つめては「コーヒー焼酎みたいで美味そうだし、この焼酎は飲んだらおつまみいらずだね」なんて言ってました。
そんなＭさんの帰り際の言葉は、誰かに「明日は何の日だか分かってる？」って聞かれ、Ｍさんは『あぁ、明日は飲み放題の日！』って言って帰りました。Ｎの結婚式なんて言葉は一切無く、「飲み放題の日」って返ってくるとはだれもが思わず、１流な裏切りの言葉を残して帰っていきました。
店の後半は、“Ｓガタユウキとミヤーズ”の結婚式の余興の練習場所となりました。
結婚式の余興は、Ｓ君がカラオケで氣志團の結婚闘魂行進曲「マブダチ」を歌い、ミヤーズがそのバックダンサーを務めることでした。
みんな本格的で、氣志團のＤＶＤを店のモニターで写し何十回も観て覚えながら、わずか２日間の深夜の練習で本物のＤＶＤから流れるダンスと見事に同じダンスを踊っていました。
ダンスの練習が終わり時間は早朝４時半…
Ｓ君が一言「ダンスは大丈夫だけど、歌が心配…、今からカラオケ行かない？」でした。
速攻に店を閉め、「ＳＴＥＰ」に到着したときの時計は５時１０分前でした。
ＳＴＥＰの井上さんの心使いで「ダンスの練習をしたいから広い部屋を…」って言った僕達の為に、たった６人のなのに一番大きな部屋の“パーティールーム”を貸してくれました。
Ｓ君の喉も限界に近くなったみたいだし、みんなも踊り疲れたようなので、５時半には練習終了です。
時計は５時半…ＳＴＥＰの閉店時間は６時…
早く帰ればいいのに、この３０分を「ダーツ」をやって過ごしてしまいました。