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テーマ:ヨーロッパ旅行(4254)
カテゴリ:Travel(チェコ)
カレル橋には30体の聖者像が並んでいる。
そのうちの1人があたかも「プラハ城へ行け」と指差しているように見えるのが面白くて撮ってみた。カレル橋とプラハ城はやはり、プラハ観光の2大スポットだ。 ところで、城下からプラハ城まで行くには、地下鉄だとマロストランスカ(Malostranska)が最寄なのだが、ここからだと徒歩10分… というとラクそうだが、実はかなり上り坂がキツイ。だから、マロストランスカからトラム(22か23)に乗り換えて、ヴェルヴェデーレ宮殿の横をとおり、プラシュスキー・フラド(Prazsky hrad)まで行くといい。ここからなら徒歩で3分ぐらいで、ラクに着ける。 ということはよく知られていて、マロストランスカからのトラムには観光客がいっぱい乗り込んでくる。トラムは切符が買いにくいので、なんなら地下鉄の切符売り場で、ついでに買っておくといいかもしれない。日本のようにA駅からB駅という切符ではなく、区間制で、かつものすごく安いから、少しまとめて買っておくと、トラムに乗るときに便利。街中のトラム駅には切符を売っていないところも多い。トラムの中では(たしか)基本的に買えないから、うっかり無賃乗車をして、検査官につかまると(ふつうの料金に比べて)法外な罰金を容赦なく取られる。トラムにも地下鉄にも乗れる1日券もあるのだか、これは観光客相手で、実は案外割高。区間切符をちょっと余分に買う… ほうが絶対に無駄がない。 さて、マロストランスカでトラムに乗ったところ、Mizumizuの前になぜか中年の女性が立っている。右へよけようとすると向こうも右に寄ってくる。左から通ろうとするとなぜかまた左に… 「へっ?」と思っているところに、連れが「スリ!」と声を出す。と、同時にMizumizuもバッグにこっそり伸びてきていた手に気づく。 当然、「何してんのよ!」と英語で叫び、突き飛ばした。バレたと悟った女は転ぶようにしてトラムの外へ。実はもうひとり男がグルだったらしく、こっちも慌てて外に逃げ、勢いあまってマジでコケていた。 スリとしてはたいしたテクニシャンではなかったから事なきを得たが、ここまであわやとなったのは初めてだった。他にも大勢観光客(ほとんど白人)がいたのに、なんだって目を付けられたのだろう。東洋人だからおとなしいと思ったのかもしれない。ということは、日本人は狙われているのかも。確かに日本人はいいカモが多いだろう。一般的に欧米人よりはるかに警戒心が薄い。それに小柄で非力に見えるし、何かあっても瞬時に相手を怒鳴ったりできない。(フィレンツェでは、寄ってくるジプシーに、「ソーリー、ソーリー」と謝罪してる日本人がいたっけ。日本風にいえば、「ごめんね、何もあげられないから向こうに行ってよ」というようなつもりで言っているのだろうが、ハッキリ言って、完璧にセリフを間違えている)。 何にしろ、スリと遭遇すると、被害はなくても大変にイヤな気分になる。 突き飛ばしたあとに、2~3発… はムリでも、1発ぐらいは殴っておけばよかったなあ、とちょっと後悔(笑)した。こうした不逞の輩に対しては実力行使あるのみ。それに瞬時にもっと大声を出さなくては(ちなみに、ジプシーを追い払うときのイタリア人の大声と態度はすごい)。次からはすみやかに反撃に出よう、と心に決めたのだが、残念ながら… いや、幸か不幸か… いや幸運にも、その後はどこでもスリにはお目にかかってない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.23 06:26:02
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