|
カテゴリ:Travel(日本、中国地方)
GWは瀬戸内海の因島、鞆の浦、尾道を回ってきた。天候に恵まれ、といって真夏のように暑くもなく快適な旅行になった。いや~、GWの瀬戸内海地方、最高じゃないですか。
まずは早朝東京から新幹線で福山へ。10時過ぎぐらいに到着。福山というところはまったく知らなかったのだが、新幹線から降りてびっくり! 駅のホームの窓越しに白いお城がすぐそばに見える。ちょうどホームの高さとお城の高さが合っていて、間に遮るものは何もない。堂々たる借景になっている。城を取り囲む、5月の若い緑の色も清々しい。素晴らしい景観じゃないですか、福山(の新幹線の駅のホーム)。 好印象のままレンタカーを借りて、まずは因島へ出発。案の定、GWだけに福山から因島へ向かう道は混んで、かなり時間がかかった。 計画を立てるときに、因島でのランチをどうしようかといろいろ調べたのだが、ネットで評判を取るような店は休みの時期は非常に混むようだ。島だからそもそも選択肢が少ないし、因島の宿は料理で名高いナティーク城山。ディナーはそこのコースだから、昼はあまり重いものにしたくない。 因島の観光は、本州から入ってすぐのフラワーセンターと、因島の代表的なビュースポットだという白滝山、それに村上水軍城に絞っている。お昼近くにどこまで行けるのか、事前に読めず、「これはお弁当持参のほうがいいかも」と考えた。 多くの人にとって、おそらく母親の作るお弁当というのは特別なものだと思うが、MizumizuにとってもMizumizu母のお弁当が世界一。小学校低学年のころ、遠足で食べた母の鮭おにぎりの美味しさには子供心に感動したのを、今でもはっきり覚えている。 あまりにMizumizu母のおにぎり弁当が美味しいから、いまだに市販のお弁当類にはまったく興味が持てない。名高い駅弁というのも食べてみたことがあるが、一度として感動的に美味しいと思ったことがない。 しかし、Mizumizu母も高齢。今回の旅行は一家で計5人。5人分のお弁当を早朝に作るのは大変かなあと思いつつ、メールで頼んでみたら、「大丈夫、張り切って作るね」とヤル気満々の返事が。 ヤッター! 実際にGW渋滞を抜けて向島から因島に入り、フラワーパークに着いたところで、もうランチにしてもいい時間になってしまった。ちょうどフラワーセンターにはピクニック族のためのテーブルとイスが庭にいくつかしつらえてある。眺めの良い場所は先客がいたが、ちょうど空いてるテーブルもあったので、さっそくお弁当タイムに突入。 くれぐれも作りすぎないように念を押したので、量も5人でほどよい。おにぎりとか唐揚げとか、定番モノを皆で頬張り、「美味しい~」と盛り上がった。 因島フラワーセンターに来た目的は、この時期に咲く除虫菊を見るためだったのだが… 正直、フォトジェニックではなかった。温室もあったが、中はとても貧相。せっかく良いハードを作ったのだから、維持管理をどこかノウハウをもっている業者に委託するとか、もっとうまく活用すればお金の取れる施設になると思うのだが。 建物のほうに歩いて行ったら、「ぜひ聞いていってくださ~い」と、おじいさんが誘導している。「何だろう? まあちょっとなら聞いていくかな」ぐらいの軽い気持ちで中に入ったら、キンチョーのプレゼンテーションで、キンチョー(大日本除虫菊株式会社)の初代社長の艱難辛苦を乗り越えた立身出世の話を聞かされてしまった。30分ぐらいで終わってくれれば別に文句もないのだが、この話がやたら長くて… 蚊取り線香のキンチョーの正式な社名が大日本除虫菊株式会社というのはトリビアだったが、知ったからといって、別に得した気にはならない。旅行始まったとたんに長い休憩を取ってしまった感じ。このプレゼン、因島の地元民のためのものだったようなのだが、こんなに長々と話をするなら、安易に外部の旅行者を誘導するのはやめてほしい。明らかに人数増やしのために誘導しただけ。 参加人数が少ないから、途中で席を立つもの失礼な雰囲気だし、途中でプレゼン用のプロジェクターが調子が悪くなったりして、さらに時間がかかり、1時間以上座ってるハメになった。 急ぐ旅ではないが、キンチョーの初代社長の宣伝に1時間以上取られるのは、何の縁もゆかりもない人間には時間の無駄。旅行者まで誘導するならもっと話を短くするように打ち合わせておきべきだろう。 除虫菊の導入から渦巻き状の蚊取り線香の誕生までのエピソードは、面白いと言えば面白かった。渦巻き状の蚊取り線香は今では当たり前だが、この形に行きつくまでには紆余曲折があったということだ。なんでも出来てしまえば当たり前に見えるが、それを考え出すのは大変なことだ。…という内容は良かったのだが、正直同じ話の繰り返しも多かった。GWに旅行者まで巻き込んでやるなら、端的にまとめて、時間はもっと短く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.06.25 04:17:21
[Travel(日本、中国地方)] カテゴリの最新記事
|