因島のあとは、本州に戻り、境ガ浜マリーナへ向かう。高級ホテル「ベラビスタ境ガ浜」付属のイタリアンレストランSOFUのランチを予約してある。
SOFUはだいぶ前に予約したのだが、とても感じが良く、気が利いていた。12時に予約したのだが、「GWに因島から行くので、もしかしたら時間に遅れるかもしれない」と言うと、「30分ぐらいは余裕見ますので、12時から12時半ぐらいの間にお越しいただければ大丈夫ですよ」とのこと。さらに、この時期はもうテラス席が気持ちのいい季節だということで、マリーナ側のテラス席を用意してくれるとのお申し出。
地方の有名レストランだと、やれ予約は1か月前にならないと取らないとか、ランチは予約取らないとか、この時間でないとダメだとか、遠くから行く観光客にとってはいろいろと面倒なことが多いのだが、SOFUは早めの予約で、時間がややアバウトもまったく問題なく、すべてがスムーズで助かった。このあたりのサービスの質は都会人も満足できる東京クオリティ。さすがに1泊7万とか10万とか取るホテルの付属レストランだけある。
さて、GWの予約日、午前中だったせいか因島から福山あたりまでは、さほど渋滞しなかったのだが、「みろくの里」というテーマパークの周囲がとんでもない渋滞だった。ここを避けて海沿いの道で来れたはずなのだが、一度道を間違えて、みろくの里を通る山越えルートをなんとなく選ぶことになったのだ。みろくの里へ続く山道がGWに家族連れで大渋滞になるなんてことは、こちらは知らないから、逃げ場のない山道で渋滞の列に巻き込まれ、SOFUへ状況を説明する電話をかけるハメに。
それでも、因島を早めに出発していたので、約束の時間帯に多少遅れるぐらいで到着。
ここは本当に日本? と思うような高級感あふれるマリーナ。初夏の陽光を受けて海も、山も、ヨットも明るく輝いていた。まさしく『太陽がいっぱい』の世界。広島にこんな場所があるとは。隣りの山口県に高校時代まで住んでいたのに、まったく知らなかった。
SOFUはテラスの窓際を用意してくれていた。気持ちの良い席で、気持ちの良いサービスとともに、凝ったパスタ料理に舌鼓。
Mizumizuの注文したカルボナーラ。生ハムとアスパラもチーズに良くマッチしていた。
こちらは、パスタを注文すると自動的に付いてくるサラダ。
選んで良かったと思えるレストランだった。付属レストランがこのレベルなら、ベラビスタ境ガ浜ホテルも、値段に見合う上質なホテルなのだろう。いつか泊まりに来たい。