因島から境ガ浜、鞆の浦と回り、ホテルを取った福山へレンタカーで戻るMizumizu一行。
GWだから混むかなと思ったのだが、拍子抜けするほどスイスイで福山に着いた。バラ公園にも行ってみたが、まだ早くてあまり咲いていなかった。時間が余ったので、カフェでスイーツでも、ということになり、その場でネット検索して適当なカフェをさがす。
行ったのは「
純喫茶ルナ元町店」というレトロなカフェ。スイーツがわりと豊富で、どれにしようか迷ったのだが、親子三代の愛好家もいるというお店イチオシのプリントップをオーダー。
上にソフトクリームとプリンをのっけたパフェって…(笑)。一瞬「…」となってしまうような一品だったが、どーしてどーして、これがなかなかの逸品だったのだ。
なんと言うのか、自家製だというプリンが、普通にとても美味しいのだ。一口食べて、うわー! というものではないが(まあ、そもそもプリンだし)、特に嗜好を選ばず、誰にでも受け入れられるであろう味。とても滑らかで、全体的にやさしい味。
奇をてらわず丁寧に作っているのがよく分かる。ソフトクリームもしつこくない。底のほうに隠れているフルーツも、どうしてどうして楽しくも美味しいアクセント。
しかもとても手頃なお値段。東京から来ると、このクオリティでこの値段は、めちゃ安に思える。
こういうオーソドックスで「しっかりちゃんと作ってる」パフェというのは、ありそうでなかなかない。時の流れに淘汰されずに長く愛されてきたというのも、この店が、入れ替わりの激しい東京のど真ん中ではなく、落ち着いた地方の町にあったからかもしれない。Mizumizuが福山市民だったら、絶対に通っている。
こういう逸品にふいに出くわすのも、日本の地方の旅の魅力だ。まったく期待していなかった分、印象は返って深くなった。また、必ず食べに行きたい。
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