日本語教育能力検定試験、終わったよ
日曜日にようやく検定試験が終わりました。昨年落ちて二回目だし、会場も去年と同じ、梅が丘の国士舘大学だし、結構近いし、同僚も何人も一緒に受けに行くし、ということで、あまり緊張感はありませんでした。いや、今年は去年に比べて全然勉強しなかったので、(6月に始めて、今からならだいじょうぶ、と、毎日3時間ペースで勉強していたのですが、肝心の7,8,9月がほとんどできなかった)来年頑張ろう、と、初めから諦めムードだったのかも。それでも、先週は前日と、連休の一日だけ、頑張りました。いや、こんな大変な試験、たった2日頑張ったからと言って自慢もできませんが、一応買ってある試験問題集みたいなのは、今年使わなければ来年はもう使えないという、主婦的なけちな考えでもって、これだけはやってしまわなければと。去年、あまりの膨大な範囲に、全てが半端に終わってしまったので、今年はたった2日、おおきなやまをかけて、集中的に頑張りました。あとは、いろいろ参考になるような本は買ってあったのですが,トイレに置いてちょこっと読んだり、電車の中で読んでいたり。そんないい加減な勉強法でしたが、終わってみれば気分的には、ようやく電車の中で、普通の本が読めるぞ、という、解放感、ですね。去年と同じく。終わった終わった! 翌日仕事が入っていない前日の夜は、せいせいとビデオも見られるし、本も読めるぞ~。で、結果は12月末ですが、もちろん駄目でしょう(~_~;)頭の中は、去年より随分整理されているような気がするし、結構、やまが当たった問題も出たんだけど…でも、全くバンザイの問題もあったし…。相変わらず文法は弱いしで、この程度で受かるほどの甘いテストでないことはわかっております。何人受けたか知りませんが、合格者は大体上から18パーセントぐらいに決まっているので、結構厳しいものがあります。試験自体は、おとどしがらっと傾向が変わったのですが、それから変わり続け、今年も去年とは違う傾向になっていたような…。なんだかわたしって、スキーをやっていたときも、毎年滑り方が変わるような過渡期にいた気がする…。えらくマニアックな、参考書にも載っていないような人の名前をあてる問題が出たり、ほとんどが読解問題なんだけど、何度読み直しても、意味不明、駄文難文悪文だよ、これは~、などと思いたくなるような、変な文章問題が出たり…かと思うと、日本語教師の勉強していなくても解けるような、一般常識テストみたいなのが出たり、聴解の音声に至っては、発音不明瞭な外国人の日本語と、日本人の日本語の違いがいつもと違って、本当にわかりにくい比較で、聴解にかけていたわたしとしては、うわ~~、やられたぜ!という感じでもって…要するに、来年も受けるとして、一体こんどはなにをどう勉強すればいいの???これは、いくら勉強しても、一生受からないんじゃない??という、不毛な後味の悪さが残ったわけです。でも、そんな中でも今回は一問一点の貴重な世界で、まず、行きの電車の中で読んでいた本の、まさにその部分が出たことと、会場の前で、どこかの日本語学校が配っている、直前対策のパンフレットに出ていた問題を、本当に直前に見ていたら、そこから二問出たことと、休み時間に同僚に聞いていたところ、話していたところが二問出たところで、うわ~~、すごい、今日だけで5点稼いだぞ、という、みみっちい喜びは感じることができました。が、試験が終わって、帰りに同僚とお茶を飲んでいるとき、「次の中でオランダからきた外来語はなにか」という、どう考えてもサービス問題としか思えない問題で、1、ガラス、2、ノルマ 3、ズボン 4、カステラという選択肢、意見が分かれて、一人が辞書を引いたところ、全員がはずれ、という情けない結果が出て、そこで全員意気消沈、「来年は帰りにみんなで、美登利寿司(超有名な、梅が丘の行列のできるすし屋)で食べて帰ろうね、」と言って、別れたのでありました。常識のある人なら、簡単に解けるはず、(娘は簡単に当てました(~_~;)正解は、ガラス でありました。翌日学校で、ほかに受けた二人の先生のも聞いたら、二人とも外していた。それを聞いていた、ベテランの先生、「あら、私それ、養成で教えたはずだけどな~~~」す、すみません…。全員落第生徒でした…。「でも、それで間違えたって、きっとそれだけの問題じゃないような気がするけど~~~」はい~~、今年も全員、撃沈でしょうか…。とっくに受かっている先輩方には申し訳ない気分であります。とにかく、今年は終わった。よかった。