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カテゴリ:BOOK
「來瑠未は本屋さんに行くといい気分転換になるみたいね」 ・・・・・・・少し前に、まさやんから言われた一言。 そしてまさやんは、こう付け足した 「本屋さんに行くと、それまで気分が晴れずにいた來瑠未が 帰る時には必ず元気になってるよね。そういうことが何度もあったんだ。 今日もそうだったしね。 ってことは、本屋さんが來瑠未にとって、落ち着ける場所ってことじゃないかな。 本読むの、好きだったでしょ?!」 「ううん、好きってほどじゃなかったよ。でも、嫌いでもないし・・・恋愛小説とかが 好きかな。」 わたしのほうから本屋さんに行きたがることは少なく、 きっかけをつくるのはだいたいまさやんのほう。 まさやんは小説とかではなく、専ら雑誌がお目当て(^^ゞ 例えば、アクアリウムや車の雑誌。 そういった趣味の雑誌の記事(短文・長文に限らず)は熱心に読めるのに、 小説となるとまるで魅力を感じないのだとか。
まさやんはわたしにいいことを気づかせてくれた♪ そっか、わたしには『本』が 必要なのかも~!! ・・・・・・・最近、わたしはそう思った。それは確信にも近かった。 そして、早速買ったのがコレ
唯川 恵(ゆいかわ けい)さんの『永遠の途中』と、 「モタさん」こと斉藤茂太(しげた)さんの『気持ちの整理 不思議なくらい 前向きになる 94のヒント』。 まずはモタさんの本から読んでみた。 でも、これが何の足しにもならなかった 少なくとも“今のわたしには響かなかった”ということになる。 なんだか、だんだん説教でもくらっているかのようで・・・ すぐにでも売ってしまいたいくらいだった 読んだのは3分の2くらいかな? 「30万部突破のベストセラー モタさんの代表作!」 ・・・・・・・わたしはこのキャッチフレーズにまんまと引っ掛かったというわけ(笑)。 でも・・・こういう本を求めて買った人がそんなけいるということは、 みんなけっこう悩んでるのね~!! こういう本にすがりたくなるもんなのね~!!ということだ。 まあ、そういう意味では安心感が得られてよかったのかも(笑)。
お次の『永遠の途中』のほう、これはダントツ良かった!!おもしろかった!! ( ̄ー ̄)//”” ぱちぱち (2拍手ではぜんぜん足りない!!) わたしが今まで出合った本の中では傑作◎!! これはねぇ~~、女性なら読んだほうが得ですよ。 仕事に恋にと自立して生きる「乃梨子」と、 結婚して夫に守られつつ子供を産み育てる「薫」という まるで立場の違う二人の女性(友達同士)。 27歳に始まり、60歳で終わるストーリーなのだ。 友達でありながら、お互いに相手を羨んだり(ないものねだり)、 “わたしは充分幸せよ”と相手に対してさりげなく見栄を張ったり・・・・・・・ 女性ならではの葛藤や不安や見栄や醜さなどを、唯川さんが見事に描いている。
わたしは、乃梨子と薫のどっちだろう?!とふと考えてみた。 答えはすぐに出た。わたしはどっちでもない 結婚しているから薫に近いのだろうけど、子育てはしていないし、 まさやんのうつ・自分の軽うつ(その他諸々・・・)と闘う?日々。 わたしはわたし、うちはうち、で良いのだと思った。 子供がいないぶん、一人の自由(時間)・夫婦の自由(時間)があり、 子供のことでイライラすることもない。 子供のことで意見が合わず、夫婦喧嘩をするということもない。 休日はもちろん、平日の夜だって、二人の意思でどこにでも出掛けられる。 体調が悪けりゃいつだって横になれるし、休日の朝も何時に起きたって構わない。 加えて、まさやんはとてつもなく優しく思いやりがある。 会社の社長はとても無神経だけど、 家に帰れば優しくておもしろいまさやんとの時間があるのだから良いではないか、 と最近思ったりする。 家でも会社でも“思いやり”を求めるのは、間違っているのではないか?と・・・。
さあて、次はどんな本を読むことになるだろう。 楽しみ~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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