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2013.08.06
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カテゴリ:山口雅也馬鹿
狩場最悪の航海記.JPG

山口雅也の「狩場最悪の航海記」


2001年にロンドンで偶然見つかった「旅行記」の続篇・・・という設定で

ガリヴァー日本上陸後に出会った将軍綱吉の側用人・狩場蟲斎らとの

冒険を描いた作品。


「日本殺人事件」シリーズを思わせる「何か違う感」や

「キッド・ピストルズの妄想 」

「ノアの最後の航海」の“キリンの脳溢血”と同じ会話があったりで

「山口ワールド」であることは常に意識させられるんだけど・・・




なんだろね、コレ?




各章の最後にある註釈で「年代的におかしい」というコトが強調されているので

それが最後のどんでん返しにつながるんだと思ってた。

具体的に言うと物語の中の世界と

読者と物語の間にある世界、つまり註釈の世界の境界が崩壊する結末。



でも結局は物語の中の世界だけで物語は完結した。

・・・「当たり前じゃん」と言われればそうなんだけど、

相手は山口雅也なので^^;



とは言ってもギリギリ物語の世界に収まる範疇の

破壊力のあるラストだったかな?

その破壊力たるや「バルス」的な・・・?










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Last updated  2013.08.06 16:26:12
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