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テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:山口雅也馬鹿
山口雅也の「狩場最悪の航海記」 2001年にロンドンで偶然見つかった「旅行記」の続篇・・・という設定で ガリヴァー日本上陸後に出会った将軍綱吉の側用人・狩場蟲斎らとの 冒険を描いた作品。 「日本殺人事件」シリーズを思わせる「何か違う感」や 「キッド・ピストルズの妄想 」の 「ノアの最後の航海」の“キリンの脳溢血”と同じ会話があったりで 「山口ワールド」であることは常に意識させられるんだけど・・・ なんだろね、コレ? 各章の最後にある註釈で「年代的におかしい」というコトが強調されているので それが最後のどんでん返しにつながるんだと思ってた。 具体的に言うと物語の中の世界と 読者と物語の間にある世界、つまり註釈の世界の境界が崩壊する結末。 でも結局は物語の中の世界だけで物語は完結した。 ・・・「当たり前じゃん」と言われればそうなんだけど、 相手は山口雅也なので^^; とは言ってもギリギリ物語の世界に収まる範疇の 破壊力のあるラストだったかな? その破壊力たるや「バルス」的な・・・?
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Last updated
2013.08.06 16:26:12
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