哲学探偵
鯨統一郎の「哲学探偵」鯨統一郎は「すべての美人は名探偵である」、「新・日本の七不思議」とややガッカリだったけど、正直今回も・・・事件が起こる↓高島警視と久保警部が捜査する(そして行き詰る)↓高島と久保競馬場に行く↓地の文と久保の口から競馬のうんちくが語られる↓久保が事件を想起させる短歌を紹介し、それについてのうんちくを語るそして事件の概要を話す↓「哲学探偵」が現れ、謎を解く↓「哲学探偵」が哲学のうんちくを語る↓「哲学探偵」馬券を引き換えに行く(完)全8話、基本このパターン。「競馬のうんちく」「短歌のうんちく」「哲学のうんちく」が重なってちとしつこい。「哲学探偵」は馬券師なので2人は競馬場に行かないと会えない。だから「競馬のうんちく」は必要。短歌は久保の趣味で、彼のキャラクターを立てる効果があり、さらに意外と事件の真相を暗示しているので「短歌のうんちく」も必要。哲学は・・・実は何の意味もない^^;「哲学探偵」は現場に行かず高島と久保からの情報だけで謎を解く安楽椅子探偵。(「謎解きはディナーのあとで」の影山のような存在)そのときに哲学者の言葉を引用した上で謎を説明するんだけど、「こじつけ感」がハンパない。いっそない方がシンプルで良かったのでは? と。致命的なことに事件の謎解き自体も強引。【送料無料】哲学探偵価格:600円(税込、送料別)