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カテゴリ:サッカーでモノモウス
さてさて
なっが~い間、お仕事でお休みになっていた 「主審のおっさん」シリーズ 戻ってきたでぇ~ と、いうことで 「主審のおっさんリターンズ」やな このルールだけは知っておこう「主審のおっさん3」 今回は、超難解ルール! 「オフサイド」について簡単に説明します 「オフサイド」 超簡単に説明すると「待ち伏せ禁止!」というルール。 ゴール前で、FWが待ち伏せしていれば、パス1本でゴールキーパーと一対一になってしまい、すぐに得点できてしまう。 こんなスポーツ、面白くないから誰もやらないでしょ?と、いうことで、設けられたルールが「オフサイド」なんです。 とりあえず、オフサイドの簡単な図解を作ってみました。 攻撃方向↑ 数字:攻撃側 ●:守備側 ■:線審 |-----| ゴール |-----| | | | 11 |■ |-------------●------------------------> 最終DFライン | ● ● | | ● | | 6 | | | この図では、オフサイドとして次の条件を満たしている。 1.11が最終DFラインより前にポジションしている。 2.6は11がオフサイドポジションにいるにもかかわらず、11に 対してパスを出した。 この条件が満たされた瞬間「オフサイド」のルールが適用されて反則となり、間接フリーキックが相手側に与えられる。 「なんだ!簡単じゃん!」って思うでしょうが・・・ 実は、ジャッジの判断がとても難しいのです。 難しい理由は「最終DFライン」を確認しなければ、オフサイドの基準がわからないことにあります。 線審(ラインズマン)は、必ず最終DFラインと同じ縦位置にポジショニングします。最終DFラインの動きや入れ替わりが速く、それに加え攻撃側の選手が入り乱れると判断が難しくなってしまい、的確なジャッジを下せなくなります。そんなこんなで、オフサイドについては誤審が多いのです。 最近では、ボールに小型チップを埋め込み、選手にも小型チップを携帯してもらい、オフサイドを電子的に判断できるシステムまで開発されています。ですが、そこまでしてしまうと、スポーツとしての面白みがかけてしまうのでは?という反対意見が多数あり、実現していないのが実情です。 では、次の場合はどうでしょうか? 攻撃方向↑ ○攻撃側 ●守備側 ■線審 |-----| ゴール |-----| | 9 | | |■ |-----11--------●----------------------> 最終DFライン | ● ● | | ● | | 6| | | 6が11に対してパスをした瞬間の図です。 9は最終DFラインより前にいるので「オフサイド」だと思われますよね? 答えは「NO」です。 9は直接、プレーに関わっていないということで、オフサイドにはならないのです。 これが、オフサイドの難解なところなんですよ(^^;; オフサイドは、基準がとても難しく判断も曖昧になりがちなので、八百長のようなこともし易いのが、このルールの苦しいところなんです。 2002年の日韓W杯では、韓国がベスト4に入りましたが、ミスジャッジによって勝利を得た試合もありました。ミスジャッジの中にはオフサイドが多々ありましたし、審判も、韓国側に加担したことを認めた発言もありました。 こういうことに、利用されやすいルールなので違った意味も含めて「超難解なルール」と言われるのです。 さて、今回で最終回となった「主審のおっさん」シリーズ いかがでしたでしょうか? 次回は「侍に選ばれし者たち」です。 W杯のメンバー決定後に掲載する予定です。 それでは、また! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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