■■ 去年の梅干の行方は? ■■
ご存知の方も多いと思うけれど、私は干したものと醗酵したものが好き。そんなにマニアックに「好き」なわけではなくて、普通の人レベルで、「そういえば、好きなものに醗酵したものが多いな~」程度に好きなんです。そういうわけで、我が家には梅干が常備してあります。毎年7kg前後の梅と、たっぷりの紫蘇に茗荷にしょうがをつけて、全部で10kg程になるかな。今年はそんな梅干が危機なんですが、その話はまた後日。さて、我が家は梅を干しません。だから、正確には梅干ではなくて、「完熟梅の紫蘇漬け」ってところです。そこに茗荷やしょうが等が入って、我が家風味の梅になります。我が家といっても、父の田舎もみんなこうやって漬けるようなので、特にもこば家のオリジナルではなくて、我が親戚風といったところですね。ちなみに田舎のものにはチョロギも入っているけれど、東京ではそう簡単に手に入らないよね。そんな我が家の梅は、一年たつと樽の底のほうに柔らかくつぶれた梅が残っています。それを、樽を空にするために、梅酢と梅肉と種と紫蘇とその他にわけます。紫蘇は干して「ゆかり」に。梅は練り梅に。残った種は干します。これが子供達の大好物。口が痛くなるまでしゃぶっています。塩分高そうだけど、今年の節電にはもってこいですね!あ~、塩ふいてる・・・。梅酢は、夏にもってこいの梅醤油に。普通梅醤といえば、梅肉と醤油だけど、我が家では梅酢と醤油で作ります。ほんのちょび~っと昆布を浸しておくと、絶品!冷奴にゆで豚、茗荷に青じそや紫タマネギとプチトマトをのせて、梅醤油をかけると絶品。夏の味です。たっぷり食べたいので、盛り付けの荒さはご愛嬌で。納豆のたれの代わりや、サラダにごま油と一緒にかけても美味しいです。気長に大豆を炒って、ヒビが入ったところを昆布と一緒につけておけば、常温で長期保存可能のご飯のお供が出来上がります。昆布も一緒に刻んで召し上がれ~。梅酢を捨ててしまう方がいらっしゃるようだけれど、もったいないよー。是非今年は、梅醤油に。