★ホームレスが売るビッグイシュー★
今日、仕事で水道橋に行ったら、駅前でビッグイシューを売っていました。ひさびさに購入。やっぱり300円の価値あり。この雑誌、書店などには置いていなくて、ホームレスが販売しているんです。御存知?いわゆる最近注目を浴びている社会的事業の一つで、ホームレスの自立支援をチャリティという形でなく、仕事を提供することによって実現しよう、としているそうです。雑誌の代金300円のうち、160円が販売者に渡る仕組みです。街角でホームレスが売っている、というので、最初は買いづらいと感じる人もいるようですが、内容はなかなか面白いから、一度買ってみては?いろいろと自分の中で考えるきっかけを作ってくれる雑誌だと思いますよ。http://www.bigissue.jp/latest/index.html それにしても、最近の報道にも関わらず、やっぱりなんとなくホームレスからは買いづらいと思う人がいるんだな~と、再認識。でも、ビッグイシューを販売している人たちは、「近寄りたくない」と思わせるような雰囲気はないと思うんだけど。そういれば私は学生のころ、池袋駅に座り込んで、ホームレスの人たちと話しているのを大学に通報されて、事務室に呼び出されたことがある。「○○大学の学生として、誇りをもって行動し、恥ずかしくない生活を心がけるように」といわれて絶句し、それ以来自分の大学に対しての愛校心は微塵もなくなりましたけれど。私が一緒に座り込んでいたホームレスの人たちの中には、日雇いで稼いだお金を、年老いた両親に仕送りして、自分は路上で生活してた人もいましたし、病気になって仕事を失った人もいました。バブル真っ最中のころだから、なんだかホームレスの人たちにも余裕が(?)あったような気もします。社会人になって始めてお給料をもらったときに、そのお金でいつも会っていたホームレスの人たちに缶コーヒーを買って差し上げたら、本当に独り立ちしたことを心から喜んでくれて、「ことりちゃん(ホームレスの人たちからだけ、このニックネームでよばれてました)が、人生ずっと幸せに暮らせるように」と乾杯してくれました。いろんな人生の話を聞いて、本当に面白かったよ。ちなみに、私は一度もその人たちから物乞いをされたことはありません。ビッグイシューを私が買うのは、本当に興味深いと思うからで、ホームレス支援しよう!という理由からだけじゃないけれど。