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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2018.11.03
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オランダの画家フェルメールが描いた「真珠の耳飾りの少女」。





きのうテレビ番組でフェルメールを取り上げた《​特別番組​》をやっていて、たいへん興味深く見ました。

番組の中で、アートリーディング的に一番面白かったのは、この絵のターバンの色を変えてみるというものでした。もしも、このターバンの色が白色だったら? 赤色だったら? 黄色だったら? 黒色だったら?。。。

その番組では、実際に別の色に変えてみた画面を見ることができて、うれしかったです。ふだんは、実際に変えてみた画面を見ることはできないので、想像するしかないわけですが、それをちゃんと見ることができました。

ターバンの色が変わった時、その絵が持つエネルギーがどのように変化するのか? これがアートリーディングのひとつの要素、「色情報」でもあるわけです。


これらフェルメールの絵画に使われている青色は、ウルトラマリーン。当時は、ラピスラズリを細かく砕いて作っていたそうで、たいへん高価なもので、金と同じ値段だったのだそうです。

でも、やはりこの絵は、この青色あってのものがあります。

ラピスラズリからつくられた青色は、聖母マリアの服の色など、特別の表現にしか使われて来なかったそうで、それがここでは、少女のターバンなどにふんだんに使われています。

青色は、天空の色彩でもあり、宗教的な色彩でもあったのですね。


また青色は、日が昇る前や日没の後、「たそがれどき」や「かはたれどき」の色彩でもあります。明るい昼間と暗い夜との、ちょうど境目の色彩。

絵画の中に、青色を重ねると、そこには影ができます。

フェルメールの絵画はそのようにして、画面上にたくさんのラピスラズリが使われているそうですが、一般的には、影を描かないと光の表現はできませんので、この独特で有名なフェルメールの室内の光の表現は、ラピスラズリの青によつてつくられているということもできるのだろうと思いました。









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Last updated  2018.11.04 10:49:06
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