7失策でも勝ち
第4戦:統一 11-5 兄弟(洲際)第5戦:兄弟 5x-4 統一(新莊)第4戦は寝ちゃって完全に見逃したので、第5戦について。見られたのは7回から。台湾には台風が近付いてるらしくて台北地区は夜は雨予報、すでに聯盟から中止になった場合の告知もされていましたし、今日は試合ナシかな、と思ってたら、やってるらしい。じゃあ何とか天気は持ったのかな、と思って中継画面を開いてみると…めちゃめちゃ降ってるじゃないですか。いつコールドゲームになってもおかしくないようにも見えましたが、良く最後まで試合できましたねぇ。序盤はあんまり降ってなかったんだろうか。今回の台風は動きがゆったりしているらしく、明日明後日はもっと台湾に近づいてくるみたいですからやれるうちにやろう、みたいな判断か。台風もゆったりだけど試合進行もゆったりしていたようで、試合開始から3時間以上経ってるはずなのに画面を開いたらまだ7回。もう終わってるかと思ったのに、結構楽しめました。で、試合のほうは、最後は劇的ではあったけども、何というか、「やっと決まったか」っていう感じで。ずいぶんとおもしろプレーが出ちゃったみたい。もつれたほうが面白いので象応援モードで見てましたけども、いくら何でも7失策とは…。6失策目で字幕で「台湾シリーズ新記録」って出てましたが、さらに1つ追加。雨の影響もありましたか。それでも勝っちゃうんだから不思議なものです。誰もが犠牲フライで獅勝ち越し、と思ったのに潘武雄選手がアウトになった8回の場面は象にとっては降って湧いた奇跡みたいなプレーでしたねぇ。判定は揉めてましたけども、リプレイ映像でもはっきりしないし、本人同士じゃないとわからなそうです(潘武雄選手は10回のもセーフっぽかったけど)。しかし、再三の大ピンチをしのいだ庫倫投手はすごいですねぇ。喜びかたもすごいけど。逆に大チャンスに2度併殺打に倒れた劉芙豪選手はこの日はブレーキでした。あと、まるでバントが決まらなかった許聖杰選手も…(←実況の徐展元さんに笑われていたような)。逆転につながるタイムリーエラーもしちゃったみたいだし、またファンのかたにいろいろ言われたりしちゃうのかな。最後は陳冠任選手のサヨナラ打で決まりましたが、大雨の中、しかも長い試合で終了時間が23時半近かったのに、多くのお客さんが屋根の下に避難したりもせずにそのままスタンドに残って最後まで声援を送っていました。新莊球場は満員札止めだったそうです。一塁側スタンドのお客さんは黄色い合羽を着ている人が多かったけど、あれは球団が売るなり配るなりしてるのか?以上、本土エース同士の対戦を象が制しまして、これで3勝2敗に。面白くなりました。獅は王手はかけているとはいえ、1戦でも早く決めたい、というような選手起用。もし7戦まで行くとなると、中3日で先発予定とされる海克曼投手は第4戦で153球も投げちゃってるから前回のようには行かなそう、何が何でも第6戦で決めたいところでは。いや、でも台風が来るから間が空くかも知れないのかな? お天気も重要なポイントかも知れません。●おまけIBAFの公式サイトでは台湾シリーズの模様が連日記事になっていて、時にはトップページ扱いになっていたりします(当然、英語)。[記事]Lions with late rally down Elephants 11-5 in Game Four, for 3-1 lead in Taiwan Series(第4戦)[記事]Elephants prevailed 5-4 in extra-inning, cut deficit to 2-1 in Taiwan Series(第3戦)[記事]Lions Too Strong for Elephants, 6-3 in Game Two for 2-0 Lead in Taiwan Series(第2戦)[記事]Lions Take Opener in Taiwan Series with 5-4 Victory(第1戦)内容はやはり海外向けなのか、外国人選手や海外経験のある選手の経歴は詳しく書かれていますね。で、選手名が出て来ると、"Cha Cha"とか"Golden Warrior"とか"Du Du"とか、いちいちしつこいほどにあだ名つきで紹介されてて何だか面白い。柳裕展投手の"Mr. Willow Skin"とか、林岳平投手の "The Big Pancake" はちょっと笑ってしまった。まぁ訳すとしたらそうなんだろうけど。(潘武雄選手の"Ta-Ke"は "an aborigine nickname"なのか? 日本語じゃなくて?)(劉芙豪選手は"Little Pot"らしい。"Pot"って「破壊する」みたいな意味があるんだろうか)