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カテゴリ:日光
先週、アイゼンの具合を試して、バンドをカット調整完了。 さて本番は今朝3時起き、しな蕎麦麺坊の中尾師匠宅4時。 コンビニで朝食を済ませ、 「今年の雲竜は氷が育っていないので見ごたえが無いらしい」 「この間遭難した人はまだ見つかって無いらしい」 うんぬん、かんぬん、下世な話も含め小一時間でゲート前駐車場到着。 車がいっぱいで停まれないかなと心配してたが、先行者が一台だけで拍子抜けした。 やはり、先週末の遭難が影響してるのか、ゲート前には遭難を知らせる看板が建ってた。 6時過ぎ、明るくなって来たのを待って、出発。 いつの間にか駐車場は満車になってた。 最初の林道歩きは準備運動に丁度良い感じ。 途中、洞門岩の手前で県警のパトカー3台に抜かれ、 今日も捜索があるようだ。 洞門岩到着、ここからは渓谷を歩いて行く。 高巻きあり 渡渉あり ..で、渓谷入り口に到着。 山岳救助隊が準備していて 師匠「谷あいなので、遭難するようなところあるんですか」 救助隊の人「地形を知っている人なら良いんですが、知らずにはいると迷うかもしれません」 このパーティは、雲竜から分岐してさらに奥にある黒岩滝方面をさがすとのこと。 さあ、ここからが雲竜渓谷の始まり。 凍った階段を降りて 少し歩くと、友不知(ともしらず)が見えてくる。(前方を歩いているのは山岳救助隊) 今日は気温が高く、氷柱の上からは水が流れて、時々氷柱が落ちる音が聞こえる。 氷柱と言っても、胴体より太いツララが落ちるので、数百メートル離れてもわかる音量で迫力あり。 友不知到着。 片面しか育っていないがこれでもでかい。 先に行って、振り返っての友不知。 人を入れると大きさが良く分る。 友不知の次に見えてくるのが、燕岩の氷の神殿。 数年前の山渓の表紙になってから、ここに来る人が一気に増えた、そんな景色が見られるポイント。 画面をフルサイズにして1080HDにすると綺麗に見えます。 行きには氷柱のでかいのが落下し慌てて逃げ、これは帰りに撮った氷の神殿から眺めた、雲竜瀑。 さて、雲竜瀑に行くには、山岳救助隊の人曰く「滝壺までの高巻きはルートではありませんから」...と言うスリル満点の高巻きがある。 登り始め 途中はカメラを出す余裕が無く、雲竜到着前、最後のトラバース。 そして、ようやく ・ ・ ・ 雲竜瀑到着! やはりでかい。 でか過ぎて、ここまでくると一番下の段しか画像に入らない。
大きさがわかるように、ステッキを振っている所を撮ってもらった。 ここでは、皆しばし瀑を眺めるだけ。 その間、稜線の方に行って、救助隊が行っている黒岩滝方面を一枚撮ってみる。 画像にすると小さく見えるが、あの氷柱は多分雲竜瀑と同じか、それより高いかもしれない。 10時過ぎたので、下山。 途中、燕岩、友不知で撮影して、あとは一気に下山、12時30分駐車場に帰ってきた。 山歩きと違って、高低差はあまりなく、今年はスケールが小さいとは言え、迫力ある氷の芸術は一見の価値ありと思う。 ----2014年1月25日18時50分追記---- 雲竜渓谷で遭難した人の遺体が、雲竜瀑下流1.3kmの稲荷川東岸で発見されたそうです。 駐車場から、ゲートが有る方と違う川沿いの林道(右側)か、途中の林道分岐から右側の林道から稲荷川添いに入って、洞門岩の下流左岸で滑落した可能性が高いと思います。 林道を間違えて、稲荷川添いに行った場合でも、洞門岩は西岸なので、間違えて東岸へ行ってしまったのかもしれません。 雲竜渓谷はルートを外さなければ、雲竜瀑直下の高巻き以外は、危険ではありませんが、ルート外は険しい渓谷があるので、これから行く人は十分注意してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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