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カテゴリ:日光
まだ、小学低学年頃のある夕方、ふいにさみしくなって「なんでみんなしんじゃうんだろ」って、大泣きして...両親がどうしたらなだめられるか困惑していたのを覚えている。 そんなことはそれっきりで、夏休みは普通の田舎の子供で、セミやオニヤンマやクワガタを追っかけてた。 学生、社会人、いろんなことが有ったが、まあなんとかなって、贅沢しなければ経済的にもなんとかなりそうだ。 人生60年の拙い経験から、どうにもならないのは「死」かな...。 今朝もいつもの通り出遅れて、9時30分歌が浜スタート。 歩いて行くと、鉄砲の音が対岸の男体山の裏の方から何度も聞こえて「今日も鹿撃ちしてるんだな」..と漠然と思いながら社山の稜線を登って行く。 この前二度の大雪は冬の動物にとっては大変なことだったようで、少しでも頭を出している笹は全て鹿に食べられて..「あ~~これでまた食害で枯原になってしまうな」 空は青いし景色は良いし、所々で休みながらコンデジで景色を切り取って行く。 稜線の3分の2まで登ってきたとこで、ふと前を見ると、雪と土の境目に鹿がうずくまって.. 「どうした?」「こわくないよ」って声かけてもこちらを見るだけでうずくまったまま。 怪我をしてるのか、餌が無くて飢えて動けないのか、なるべく離れた所を通って..10m程登ったが、急に行く気が無くなり引き返すことにした。 逃げるように歌が浜まで戻って来る途中では 「遠くで銃声に追われている鹿と、さっき出会った目の前の鹿ではどこが違うんだろう」 「普段は肉も食べるのに自己中心過ぎ」 ...頭の中にいろんな考えが駆け廻り、イタリヤ大使館別荘跡まで来た時... そこだけ道路が除雪され枯葉が見える道路で、一心に餌を探して逃げるのを忘れている小鳥(コガラ??)に出会った時、すこしだけほっとした気持ちになった。 社山、暫くは行かないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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