「食卓に上がった放射能」と「ETV特集」
震災から一年を過ぎました。決して忘れられないこの一年、また思いを新たに、そして忘れることなく、日々を過ごしていきます。最近、図書館で借りてきたこの本を読んでいます。【送料無料】食卓にあ...価格:1,470円(税込、送料別)意外にも、図書館には、放射能に関する本がたくさんありました。でも、著者を見ると、よく「煽り系」と言われるものが多い事にも驚きました。放射能を調べていて、まずあの本では、かなりキツイのではないかな?という本も。でも、この「食卓にあがった放射能」は、とても参考になりました。まず、書かれたのはチェルノブイリの事故後、そして福島の原発事故の前。2011年に新装版として出版されたようですね。内容は、チェルノブイリの事故の汚染が、ヨーロッパにどのような汚染をもたらしたか、そしてその時のヨーロッパ各国の対応、その後、どのような汚染食品がどのように世界に流れたか・・・この本を見ていると、日本政府の対応が、当時のヨーロッパ各国と比べても、格段に悪いとは言えないのだな、という思いになります。そして、暫定規制値も、ネットでよく言われていたように、日本が高すぎてひどい、とは言えないのかも、と感じます。例えばノルウェーでは、トナカイの肉の規制値を、600ベクレルから事故後には6000ベクレルに引き上げています。今、放射能にとても心配している人にも、一読してほしい本です。私たちが知らなかった事、知らずに口にしていたもの、たとえばイタリア産パスタ、フランスのジャム、トルコのローレルやナッツなど、どうだったんだろう・・・って考えさせられます。今のヨーロッパの人の健康状態などを見ていれば、あるていどの低線量被ばくの影響も、実は分かっているのではないかな、とも感じたりしました。あと、ブログのコメントで教えていただいたのですが、こちらも出ましたね。【送料無料】食品の放射能汚染完全対策...価格:840円(税込、送料別)改訂版なので、気になっています。中身はどの程度変わっているのかな?早速本屋さんでチェックしてみたいです。楽天でも在庫ありのようですね。それと、昨日やっていた「ETV特集 ネットワークでつくる放射能汚染地図5埋もれた初期被ばくを追え」見た方も多いのではないでしょうか。http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0311.htmlセシウムよりも深刻で、実態が分からないままだったヨウ素131の被ばく。その汚染の実態がどうだったのか・・・実は、関東にもかなりの濃度の汚染が到達していたんですね・・・通常の一万倍、と何度も言っていましたね。ヨウ素に関しては、私は出来るだけの事はしたつもりですが、その頃の「大丈夫 大合唱」を信じてしまった人もいたでしょう・・・よりによって、震災後一年のこの日に放送か・・・事故の影響は、健康で頑強な大人にだけあるんではないんですよね。私の子のように、医療被曝の多い子も、生まれたばかりの乳児も幼児もいます。ゼロリスクが無理なのは分かっていますが、それでも出来るだけリスクを低くしたいという思いも、否定しないでほしいです。もちろん、気にしないという自由も、尊重するつもりですが。にほんブログ村