小路幸也さんの『
東京バンドワゴン』の続編、『
シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』を読み終えました。並行して読んでいた『
スプートニクの恋人』を昨日読み終えたので、今日一気に読み終えることができました。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。伝説ロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど…。さて、今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、第2弾。
第一作のときには、小説としての深みに欠けるのではなどとケチを付けていた割には、新品を買ってしまいました。読後感を一言で書くなら、壮大なサザエさん物語という感じかな。違うのは、サザエさんでは誰も歳をとりませんが、このシリーズではだんだんと登場人物が年齢を重ねていくところです。登場人物の性格は、すごくマンガ的で分かり易くそういう意味でもサザエさん的です。単行本では、もう第三作も出ているようです。