Lois Lowry さんの『
The Giver』を読み終えました。読み始めてから、ちょうど1週間でした。
【英語力をつけよう!:大人の英語多読入門 by ものぐさ父さん】
二つ前に読んだ『Holes』と同様に
Newbery Medal 受賞作ということでアマゾンで購入した本です。この本の前に読んだ『A Bridge to the Stars(Henning Mankell)』と比べると、SF ということもありロジカルな文章で読みやすかったような気がします。ストーリーも面白く、少々わからなくてもずんずんと読み進めることができました。ただし、結末をちゃんと理解できたのかどうかはよくわかりません。まぁ、こんなもんでいいのかな。次は、同じ作者の『
Number the Stars』を読もうと思っています。こちらも、
Newbery Medal 受賞作です。
ちなみに、邦訳版は一度絶版になっていたそうですが、昨年新しい訳で出版されました。
ギヴァー 記憶を注ぐ者 (単行本・ムック) / L.ローリー 著 島津 やよい 訳
【内容紹介】(amazon.co.jp より)
本書は、アメリカの児童文学作家による近未来小説です。とはいえ、その魅力はとうてい児童文学の枠に収まるものではありません。シンプルかつ綿密な設定、心おどるストーリー展開、とぎすまされた文章、そして人生について深く考えさせる巧みな構成は、大人から子どもまで幅広い年齢層の読者を魅了しました(原作は累計530万部を記録)。日本でもいちど邦訳(掛川恭子訳『ザ・ギバー』講談社、1995)が出ましたが、残念ながら絶版となっていました。しかしその人気は根づよく、大勢の「ギバー・ファン」たちがインターネット上で作品の魅力を語り合い、またこんなふうに嘆きあってきました。「これほどおもしろい本が手に入らない、人に薦められないのはもったいない」。今回の新訳版は、(訳者を含めた)そうしたファンたちの思いの結晶でもあります。
作品の舞台は遠からぬ未来(あるいはひょっとしたら現代)、管理社会下の人間の葛藤を描いたディストピア寓話です。最小の道具立てで極上のエンターテインメントが展開していき、あっというまに物語の中にひきこまれます。しかも、家族、職業、愛、生と死、幸福、歴史と未来など、私たちが生きているかぎり考えつづけるであろう重たい、けれども大切な問題についてのヒントが、静かに、深く、豊かに織りこまれています。
最後にあらすじをほんの少し。主人公はもうすぐ一二歳になる少年で、名前をジョナスといいます。彼の住むコミュニティは、いっさいの苦痛も不便もなく、とても安全・平穏で、まさしく理想郷です。けれど、そこには何か重大なものが欠けているようです。まもなく12月、すべての子どもが職業を授けられる「12歳の儀式」の日が訪れ、ジョナスはコミュニティでただ一人の「記憶の器」【レシーヴァー】に任命されるのですが…。このつづきはぜひ、新訳版で。
この本の単語数は、43,631語。累積読書単語数は 102,465 + 43,000 + 43,631= 146,096 + 43,000 = 189,096 になりました(since 2011.05.19)。